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ボーイズラブコミック・レビュー
岡田屋鉄蔵さん、相変わらず萌ツボをクリーンヒットするBL作品を読ませてくれる作家さんです。
いやもう大好きよ!!!
長髪の逞しい系トラウマ持ち受さんです。
全身刺青でのエキゾチックさといい、たまらん……。
あ、ネタバレとかはないので買った方は是非、カバーめくってみてくださいねグフフフフ
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
新進カメラマン・ゾム。少年時代、南の島で出会った現地の男・マニの美しい姿が忘れられない。そして現在は研究者となっているマニの元を訪れるのだが、何故か彼はゾムに心を開こうとしない。
南国の島で育った美しい少年は、母が亡くなったのをきっかけに父親の住むフランスに引き取られました。
そこに待っていたのは偏見とか差別とか、そういう類の悪意で、彼は島の男の誇りであるはずの刺青を嫌悪し、嫌悪した自分に絶望して心を閉ざしてしまいます。
そんなところに、島にいたときの自分を知っている写真家が訪ねてきたから大変。
トラウマ抉られるわペースを乱されるわでマニは混乱します。
どんなに邪険にしても諦めないゾム。
そんな彼に少しずつ近づいていくマニ。
結局、ゾムの粘り勝ちのような形で2人は島に渡ることになります。
鬱屈した長い年月を大嵐で洗い流すみたいな最後の怒濤のカタルシスがもう快感で!
エキゾチックな雰囲気も素敵だし、肌色シーンもドラマティックだったし、満足感が半端ない読み応えでした。どうしようもう大好きだわ……。
マニの色気は壮絶ですよ!
褌みたいな下穿き姿とか鼻血モノです。
ご飯三杯は食べられます。
満腹です、ごちそうさまでした!!
↓WEB拍手です↓
アキミ
ふと思ったのが、この「マニ」って名前は
「ジェヴォーダンの獣」っていう映画に出てきた
キャラクターがモデルでは?
全身イレズミではないんですが、マーク・ダカスコスという
俳優さん演じるネイティヴ・アメリカンの男性の名前が
「マニ」と言いまして、実にエキゾチックで肉体美のグーな
役なんですよ。
(ちなみに彼は日本・アイルランド・スペイン・中国・フィリピン
という血を引く、むちゃくちゃな混血っぷりです)
映画の内容ははしょりますが、マニとそのご主人の白人の仲を
邪推するあたりに楽しみがある映画でございました・・・。