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狼の妻籠み (白泉社花丸文庫)狼の妻籠み (白泉社花丸文庫)
高尾 理一 沖 銀ジョウ

白泉社 2012-11-20
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ボーイズラブ・レビュー


モフモフ繋がりですが、ウルフズレインという素晴らしい狼アニメを見始めまして……いやー、狼可愛いですね!
モフモフ素晴らしいです。もちろんお話も面白いですよ! 
狼メインのシリアスSF風ファンタジーです。

高尾 理一さんのこのお話も狼男がメインです。
狼に変身しちゃう人間です。
帯にはでかでかと一嗅ぎ惚れとか狼らしいことが書いてあり、読む前から期待値とテンションがウナギ登って大変でした。
そして期待を裏切らない高尾クオリティのナイスモフモフでございました。
ボーイズラブと毛皮の四つ足の組み合わせは萌ツボ直撃の理性決壊設定でして、もうヨダレが止まりませんね!

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
大学生の水守瀬津は、実は満月の夜に狼へ変身する人狼だ。天涯孤独の瀬津は、もう一つの重大な体の秘密のため、人狼族の仲間からも隠れて暮らしていた。ところが、人狼族のボス・真神が、瀬津の不思議な匂いに惹かれ、群れに入らないかと口説いてきた。「どうしておまえの匂いは、こんなに俺を惹きつけるんだ?」匂いのもとを探ろうと、真神は瀬津の肉体を強引に暴こうとするが―。

混血は本来変身できないはずなのに、先祖返りで狼に変身できてしまう瀬津くん。
しかもなんと、まさかのふたなり。
オスとして生きていますが、身体にはメスとしての特徴もあるのです。
そしてそのニオイに釣られた攻様が人狼族のボスでしたね。
一嗅ぎ惚れして理性飛ばして、瀬津の意志を完全無視して押し倒しちゃったもんですからもう大変です。
当たり前ですがしょっぱなから死ぬほど嫌われます。

その後の、涙ぐましくも迷惑極まる攻様の口説きに付き合わされた瀬津は同情に値します。
ペット禁止マンションのベランダであの図体の狼が遠吠えとか、完全に嫌がらせです。
BL界の攻様が受の都合ガン無視のゴーイングマイウェイ仕様なのは、もう仕方のないこととはいえ、かなり気の毒でした。
しかし、攻様の熱意が実って本能の後押しもあって、良い感じに両想いになります。

ここで問題なのは、ボスの群れにいるメス狼ね。
彼女たちはもちろん、繁殖能力があって、群れのボスたる攻様はものすごくモテモテです。
そんなわけで、ただの人間の女でも嫉妬に狂ったら大惨事だというのに、狼が嫉妬にまかせて瀬津につっかかったもんですからもう……ご愁傷様ですとしか言いようがありません。
受様御用達の拉致監禁スペシャルコースの後、素っ裸に剥かれてエ口ジジイの毒牙にかかりかけておりました。
寸前で助け出された後、彼は自分も狼になってメスをねじ伏せておりましたけど。

とにかく、モフモフがちゃんとモフモフしており、ちゃんと肌色シーンもあって満足満足満腹です。
狼の姿で2頭が山の中を走るシーンとか大好きです。しかもそのまま人間に戻ってコトに及んじゃうし。
変身したあと人間に戻ったらすっぽんぽんというのもポイント高いです。
これ続きでないかなー……瀬津は出産すれば良いんですよ。
そもそも基本、狼は群れで生活することが多いのですから、群れで暮らすカップルのお話もあってしかるべきだと思うのです!!!
花丸さんそこんとこを是非、汲んでいただいてですね。
どーかどーか、2冊目を!

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