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ボーイズラブコミック・レビュー
女装男子ですよー。
男の娘ですよー。
読み方合ってますか。「おとこのこ」ですからね！
ふりがなで意味が変わるとか相変わらず日本語は繊細ですね！
さて学園もので女装受で、それなのにイロモノじゃなかったこのBL。
なかなかのものですよ……！
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
人通りの多い街中で、同級生・八代の女装姿を目撃してしまった百瀬は、 その日から毎日、「あのこ」のことを考えてしまう。 一方、そんな百瀬の様子に戸惑いつつも、 熱のこもった目線をそらせない八代は渡された女子高の制服に袖を通し、 彼の前に立つが――。臆病な女装男子と、一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー！
同級生が地元から離れた街で女装していたらどう思いますかね……。
私ならまずしばらく思考停止します。
百瀬も驚きますが、驚くだけではすまないわけです。
気になる……気になる、もっと近づきたい、他の服も着せてみたい。
なんでそっちに思考が流れますかというくらい、どんどん八代に吸いよせられていく百瀬。
八代も、あまりの急接近と秘密を知られた弱み、あとわけのわからん熱っぽい要望に押されて制服女装したりデートしたり、なんかこう、不思議な関係になっていきます。
八代は女装が趣味ですが、ゲイではありません。
でも百瀬は八代が好き……。
受攻は最初からわりとはっきりしているのですが、一方が受に見えてそうじゃなかったということで、駆け引きというか、同級生の男に気持ちが傾いていく様子にすごいドキドキさせられます。
そんなに急には変わらない。
でも嫌いじゃない、でもゲイじゃない、でも、でも……あれ？
みたいな、一筋縄で恋愛に流れない微妙な関係の時間が長くて、焦らされているような楽しみを引き延ばされているような感覚がじわじわきます。
あと、女装がほんとに、なんかこう、男が女性向けの服を着てますという、ちょっとした脚のラインとかがちゃんと男のままで萌えました。しっかりみたら男なんだけど服装と仕草で女に見えるという際々のラインを正確に撃ち抜いているというか。
秀良子さんの女装男子、好きだなーと思いました。
これはなかなかかなりおすすめです。
なんだろう、じわじわきますほんと。
↓WEB拍手です↓
アキミ
