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ボーイズラブコミック・レビュー
新田祐克さんの新作で、音霊（オトダマ）のスピンオフになります。
個人的には音霊よりこっちが好みです。
受と見せかけて攻だった攻さんがドツボの美人さんだったので！
どっちもボーイズラブというよりメンズラブ寄りで、特殊職業描写がかなりあるお話です。
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
「嘘をつかれても、奥まで覗かれてもいい。貴方にならーーー!!」
捜査一課に配属されたキャリア組の永妻（ながつま）は、 先輩刑事に紹介された整体治療院で、 美貌で盲目の男・葵（あおい）に出会う。葵のくれる穏やかな時間と、たくみな指先に溺れる永妻。しかし、葵には、永妻に言えない秘密があった。『春を抱いていた』『キスアリキ。』を生み出した新田祐克が描く、抗えない、長く激しい男たちの恋が始まるーーー!!
霞が関で完全予約制の整体院を営む盲目の美人……。
この超絶訳あり感溢れる設定に私が惹かれないはずがない！
紹介からおわかり頂けると思いますが、スピリチュアルなのはポリスじゃなくてこの整体の先生様です。人のオーラが感じ取れたり、予言めいた能力をお持ちです。
先輩の紹介でやってきた整骨院でカウンセリングまで受け、お互いほとんど一目惚れです。
最初、整骨院の先生が受だと思ってたのですが、実は攻でした。
私の鑑定眼もたいした精度ではありません。
葵はバックグラウンドにかなりややこしい事情を背負っており、まだ全容は明かされておりませんが、なんだか大変そうです。
ちょっとイレギュラーな行動を取っただけで強引に車に詰め込まれて、目覚めたら怪しげな神社の鍵付き格子の部屋に寝かされてました、とかですよ。
占いとか託宣とかきな臭い話がムンムンです。
しかも、部屋に監視カメラが仕掛けられていて受さんとのギシギシまできっちり覗かれていたっていう……さすがにちょっと気の毒でした。
というか攫われて閉じこめられるのって受の専売特許だと思ってたのに！
受さんもは受さんで、葵の身辺を洗っていた公安に捜査協力させられ、挙げ句にムラッときた身内に押し倒されてしまいます。攻さんを裏切らされてもう側に入れないと思い詰めた矢先にこれですから、本当に踏んだり蹴ったりです。
しかも攻さんに手を出したせいで、なんか権力握ってそうな攻さんの実家にも目をつけられており、恋人を助ける前に身の安全大丈夫か？ みたいな状況になっております。
つまりですね……1冊掛けてあちこちに伏線張りまくって待て次巻！
ってなってるのですよ。
続きが楽しみすぎるのでできるだけ早く2巻が読みたいです。
↓WEB拍手です↓
アキミ
大変、美味しい設定で、面白いです。でも！ 続きはいつ読めるのでしょうか。半年後？