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ボーイズラブコミック・レビュー
木原音瀬さん原作で漫画が小椋ムクさんです。
ドラマCDも出てるみたいですが、私はコミックスのみです。
なんというか、木原さんの作品は痛いのが多いのとたまに地雷なので無意識に避けていたのですが、オススメされて読んでみたところ大当たりで萌え転がってしまいました。
苦手意識と食わず嫌いはよくないですね……。
BL萌えは体当たりで見つけないと！
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
自宅がラブホテルの万（よろず）は、ある日AV撮影の為に やって来た監督の十亀（とがめ）と出会う。初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪！しかもゲイだと公言す十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが…。ラブホテルを舞台に、２人の物語が今動き出す！
奨学金で高校に通ってトップの成績を維持しながら実家のラブホテル経営を手伝う眼鏡優等生受。
メガネ受ヒャッハー！！
なにやら過去に抱えてそうなちょっオヤジ入ったAV監督の十亀（攻）と、真面目な性格で、将来はラブホテル経営したいと本気で願ってる万のカップリングです。
ちょっと初対面の十亀の行為が残念すぎた（なにしろ唐突に汁男優になれとか言ったり、いきなりズボンとパンツを他人の目の前で脱がしたりでしたからね！）のですが、ホテルを撮影に使ったりの関係で顔を合わせる機会があるわけです。
で、十亀がゲイだと知って、しかも自分の弟に興味がある風に見えて焦った万は、酔いつぶれた十亀をホテルで寝かせたときに裸に剥いて自分を襲ったように演出して「はじめてだったのに僕とのことは遊びだったんですか」とか言って付き合うことを了承させ、弟から引き離そうと目論みます。
そこまでしますかお兄ちゃん……。
付き合い始めた（と十亀は思ってる）けど手は出させない。
メールもそんなに返さないとクールというか芝居っ気のない万ですが、十亀はすごい気を遣ってたりしてちょっと気の毒な感じです。
なんですが、もちろんフリで終わるわけがないわけですよ。
BLなんだから当たり前です。
自分でも気付かないうちに、万は十亀に惹かれ始めます。
ちょっとずつ落ちていってます。
このじわじわ感がたまらんのです！
十亀も最初はやっちゃった責任感でつきあい始めたって雰囲気ですが、顔が好みなせいもあってか、割と本気度が高まっていってます。
そんなときにねー、自分が誘って断られた花火大会で万が友人と女の子と4人でダブるデートっぽいコトしてるのを目撃したらちょっと考えますよね……。
すれ違いと勘違いはボーイズラブにおける必須アクシデントですが、すれ違ったところで次に読めるのがだいぶ先というのはなかなか辛いです。
少しずつラブに近づいて唐突にすれ違って距離がグンと開いて、そのあと急展開で……な感じなのかなーとワクワクします。
今年中には続きが読めますように！！
↓WEB拍手です↓
アキミ
しかし「花火大会」…うう定番とはいえ十亀さんカワイソー(ン昔前の少女漫画だと「女の子と一緒に歩いてた○○君」にショック！→実は実の姉or妹だった、とか大量にありましたがｗ)。ってか海千山千のＡＶ監督を手玉にとる優等生の高校生クンって鬼か悪魔か。いや弟の為なので天使？う〜ん何か違う…。
まだ先をいつ読めるのかわかりませんが、個人的好みとしては「じわじわ」と「カン違い」が続いて続いて続きまくって、で、お互いどんどん気持ちは深まって、でも「すれ違い」で、「ああんモォじれった〜い！」で、さんざんヤキモキしまくりたいです(笑)