≠ノットイコール 2 (スーパービーボーイコミックス) 池 玲文 リブレ出版 2012-01-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブコミック・レビュー
2巻目出ました。
1巻で高まった期待を裏切らずに完結してくれました。
やっぱりボーイズラブのコミックスは何冊かにまたがる方が好きだなーと思いました。
読み応えが違いますからね……!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
「自分の息子だって知ってたら寝たりしなかった」22年前から現代に戻った涼の前に現れたのは22年後の愛する人だった。時を経て現れた涼、つまり息子に対し果は頑なに拒絶する。しかし先ほどまであんなにも愛し合っていた余韻を忘れられない涼は強引に果に迫る!
パパの感覚が正常すぎて泣けますねー。
息子、倫理観とかぶっちぎりすぎです。
息子×父親でタイムスリップものの時空を超えた恋で、22年後の同一人物には拒絶されるけど嫌われたわけではないという萌の福袋的な設定がてんこ盛りです。
愛し合った相手と同じ顔で拒まれるのはけっこう来るものがありますよね……。
しかしめげなかった君は強いと言うべきでしょうか。
世間の倫理とかその辺まとめてぶっ飛ばして実の親父を口説き落としてしまいました。
男同士だからまあ子供はできないしOK? なのか、
親子の上男同士という二重のアウト路線なのか意見の割れるところですが、当人同士が幸せなら良いんじゃないのかなっていう感想だったりします。
世間の感覚とか決まり事と自分たちの幸せはイコールじゃないよっていう意味のタイトルだったわけですね。
この先、きっとこのまま何事もなく平穏にってわけにもいかないでしょうが、二人揃ってればなんとか乗り切れるよーという感じがします。
次はもっと長いネーム切ってくれて良いのですよせんせい……!!
↓WEB拍手です↓
アキミ
そうですよね息子ツッ走り過ぎ!考えなさ過ぎ!…でも息子の側からしたら「昨日の今日」の出来事なんですよね。対して父は「22年間の空白」を耐えて…孤独の時間の長かったこと!タイムスリップの残酷な設定が、余計に厳しく胸に迫る感じです。あぁもう少し長くじりじりしていてもよかったかも?いや早く幸せになって欲しかったし…などと。
思い悩ませてくれるのも、この作品の妙味だと思います。持ち重りずっしりの題材を堪能しました。
ところで本題とはかけ離れますが、「そうだったよね〜バブルなあの当時は皆さん眉が太かったよね〜口紅も真っ赤とか青ピンクとか〜」…あの当時のメジャーお化粧スタイルってなかなか前衛的だったナ、なんて思い出してしまいました(苦笑)