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ボーイズラブ・レビュー
うわー、見事にヤンデレだよ……。
ヤンデレ系の電波受信BL書かせたら水戸泉さんの右に出る作家さんいないんじゃねーか。
近未来設定のライトSFですが、すごく、BLです。
しかもそして、３Pです。表紙見たら分かりますね。
それでもですな、ただの３Pじゃないんですよ、病んでる！
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
エリート遺伝子科学者である永瀬慎治は、若くして亡くなった天才遺伝子研究者・波代喬一の息子・享を引き取り共に暮らしていた。喬一との過去の因縁を引き摺りながらも、自分を慕ってくれる享の存在にどこか救われていた慎治だが、ある日、重傷を負った謎の男・キョウイチを保護した事から、次第にその関係に陰が差し始めて…!?複雑な三人の運命が繋ぐSFエロティック・ラブ。
遺伝子科学が進歩しまくって人間の寿命が140歳とか、人口増加傾向に拍車がかかってる世の中に喧嘩売りまくってる設定です。
しかも、遺伝子強化とかそんなので、とにかくみんな老けない。
金持ちは老けない。
顔かたちも体型も遺伝子をちょちょいのちょいでオールクリア。
親子がまったく似てないとかもきっと当たり前の世界です。
しかしね、40代のオヤジの外見が20歳とか、腐女子舐めてるとしか思えませんね！
男の渋みとは何か、遺伝子いじって若作ってるすべての男共を正座させて3時間は説教してやりたい。
さて、とにかくそういう世界観なのです。
その中にも遺伝子を触るの忌避するNatur派という一派がおりまして私の生きる希望です。
受さんがこのNatur派です。
ちなみに攻さんは、自分の身体を実験体にしてガンガン遺伝子を弄り倒しております。
ややこしいんですけど、今回のカップリング、大前提がこの、大学で同じ研究室だった男・喬一と慎治になります。
でも物語が始まった時点で喬一はすでにこの世にいません。
いるのは彼自身が作った彼のクローンです。享といいます。
引き取って育てたのは慎治。
自分をゴー○ンした男のクローン育てるとかこいつはMなの……。
で、ある日突然、親子として生活してる2人の前に現れた傷だらけの男が、これまたクローンです。
しかも、これまたややこしくて、亮が作った亮のクローンなんですね。
つまり喬一から見たら孫クローン。
書いてて混乱しそうですけど、３Pの内訳はこうです。
｛喬一（喬一のクローン＋喬一の孫クローン）｝×慎治＝ヤンデレ3P
これを時系列違い同一人物×慎治と見るべきか、親子孫丼と見るべきか、非常に悩ましい状況です。そりゃDNAに書き込まれてると言いたくもなるよね……。
とにかくとっても倒錯的で、しかも途中まですごく良い子だった亮が突然、親保護者に薬盛って眠らせて縛り上げて無理矢理やっちゃうもんだから、キミいったい、何を自分で作ったクローンに嫉妬(なんか亮のクローンが無邪気におやすみのキスと称して慎治を押し倒しちゃって、それを目撃) して勝手に暴走してるのと。
なんかこう、慎治がかわいそうですが、まあ彼の鈍さにもちょっとくらいは原因がないとは言えないと思います。
きみたちこれからどーすんの。って病んだ終わり方してますけど、いやホント、一体どーなるんでしょうね……。
これはちょっと番外編が必要だと思います！
↓WEB拍手です↓
アキミ
