白耀あやかし語り(キャラコミックス) 一城れもん 徳間書店 2011-06-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブコミック・レビュー
昨日は久々のイベント参加でした。
やっぱりなんか好きだわーあの空間。
まあちょっと人の多さに酔ってふらっとくることはありますが、昨日はあり得ないくらい涼しかったし。
夏のイベントで会場内が涼しいとかもはや奇跡ですからね!
その代わり、タイバニスペースだった6号館Bゾーンは大惨事でしたが……
さて、和風ファンタジー・ボーイズラブです。
長髪の美人受は私のストライクゾーン直撃設定なのですが、個々にさらにプラスして異種族で狼の姿になるというのが加わり、もはや読む前からノックアウト状態。
ふさふさの尻尾さわりたい。
異種間恋愛万歳!
時代が大正っぽくて、全体的にレトロな雰囲気なのも良い感じです。
やー、ファンタジーBL楽しいなあ。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
一族の中で異端児として生まれた白毛の魔物・白耀は、十八歳の時、自由を求めて人間界へ逃げ込んだ。そこで出会った新聞記者の昭二と暮らし、着々と惹かれていく。けれど魔物と人間。あやかしと人間の恋の結末はーー? 一城れもん初のCharaコミックス!
個体数で言えばそもそも君たちの一族自体が超・少数派で異端だと思うんだけど、その中でもさらに仲間はずれを作るとかね……業が深いね!
全身真っ黒な一族の中で1人だけ真っ白だった白耀は、見合い相手に拒絶されたのをきっかけに人間界に逃亡。そこで新聞記者の男に拾われて、一緒に暮らし始めます。
もちろん人間じゃないので、いろいろと困ったことが起こります。
まず、一番大きいのが食べ物。
人間の食べ物じゃ、栄養にならないのです。
精気のようなものを摂取しないと生きていけない種族らしく、本来なら配偶者同士でそれをやりとりするのですが、白耀には相手がいません。
なので腹が減ったら街を徘徊してその辺にいる人間の口に吸い付くわけですよ。
で、精気を吸われたら倒れると。
隠しててもそりゃ、妖しいよね、ばれるよね……。
バタバタと原因不明で人が倒れてその付近で真っ白な狼が目撃されたらそりゃ、まずいわけですよ。
危ないし珍しいし捕まえよーぜって話になります。
なるけど捕まらず、気づいた新聞記者さんは、倒れるほどいっぺんに吸わずに、小分けにして俺から吸えという流れになって、もちろんお食事のチューだけで済むわけなくて、上から下から大人の満足コースと相成るわけです。
白耀、一途で健気でちょっとお馬鹿なところがまたかわいーんですよ。
確かにこれは放っておけない。
個人的には人の形の白耀より狼姿の白耀の方がもふもふしてて好きなんですが、さすがに毛皮のままベッドであれこれされても困るので迷いどころです……いや、迷うまでもなくどうなのという話ですが。
(しかし世の中には四つ足のままいたしてしまったBL作品もある! しかも読む分には特に問題なく萌えられました。好みに節操ないな私……)
今回のカップルはお行儀よく人同士でよろしくいたしておりました。
ラストの方、ラブいちゃ展開でほんわかした気分になれます♪
↓WEB拍手です↓
アキミ