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100億ドルの花嫁 (プリズム文庫) 真宮藍璃 周防佑未 オークラ出版 2011-07-23 売り上げランキング : 2026 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー
最初、100万ドルの花嫁だと思って一生懸命検索しても出てこない(楽天でもアマゾンでもbk1でも探したのに!)し、あれ、100万ドルの恋人だっけ? と気を取り直してもう一度検索するもヒットせず、延期かしら?
ともう一度調べてみたらまさかの100億ドルだったという……
すんません。
正直、BLアラブの財力と受様の価値を見誤ってました。
だって100億ドルて、1兆円ですぜ?
アラブ半端ねー……。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
「お前は私の花嫁だ」
ファンドマネージャーの佑人は、大企業の買収阻止のため、100億ドルという巨額が必要になってしまう。 断られるのを覚悟で、佑人は留学時代からの親友・スレイマンに出資を持ちかける。 アラブの小国の王子である彼は、出資を約束してくれたが、かわりに熱砂の離宮に佑人を閉じ込めて――。
そんなわけで日本円にして1兆円でアラブのイケメン王子に花嫁にされちゃった受。
しかも相手の王子様は学生時代の親友ときた。
王子様、いくら好きでも友だちの頬を札束で張り飛ばして身体ごと頂くのは人としてどうなのか。
まあ友だちだからって100億ドルも投資してもらおうとした受も受なんだけども。
それにしたってさー。
いやさすがに一晩の相手で100億ドルとかいくらボーイズラブ業界のアラブ様がバブルまっただ中でも無駄遣いしすぎだろうって思ってたんですよ。
そしたら予想通りというかなんというか、当然のように一晩では済まなくて、睡眠薬とか目覚めたら見覚えのないベッドで寝てたとかいう流れで、ですな。
一晩だけって言ってたくせに、コトが済んだあと薬飲ませてプライベートジェットで海をまたいでお持ち帰りですよ! しかも自分の領地の離宮に放り込んで囲っちゃった。
この見事なまでのコンボ技。
まさにアラブの様式美と申せましょう。
しっかしね。
好きな男のために100億ドルも投資しといて、
「日本ではそれを『結納』というのだろう?」
って! いや確かに新郎から新婦にっていう風習はあるけどどう考えてもゼロの数間違えてますからね。
(ちなみに受がこの金額が必要だったのはサニーっつー日本企業がロシアに買収されかかったからである。サニーしっかりしてくれよ! どーかんがえてもソ○ーを想定してるけど、それでいいのか。男の尻に社運がかかってるというのもどうなのか)
まあでも、今回のイケメン王子はBLのアラブ攻にしては紳士的で夜もおとなしめだったのじゃないかな。
まあちょっと王族なのでベースが上から目線ですけど、基本的に優しいし尽くすし良いやつです。
よくあるお家騒動もそんなに話が大きくなる前に収束しましたし、ラストはなんと国王公認で付き合うことになっていたという……っ!
まさかの比喩じゃない本物の花嫁になっちゃったー。
しかも受の養父にも公認されちゃったー。
いや、幸せそうでなによりですよ……。
↓WEB拍手です↓
アキミ
私もアラブなオークション作品を何本か読みましたが、この作品は桁違いの金額でビックリですね。
アラブ攻さま的には大体100万ドルくらいが相場なんでしょうか?(笑