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愛しき支配者 (クロスノベルス) 秋山 みち花 稲荷家 房之介 笠倉出版社 2011-06-10 売り上げランキング : 9573 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー
稲荷家房之介さんのイラストに眼福。
BL小説はイラストレーターさんの存在が随分大きい世思います。
表紙がピンクピンクしてますが、内容も負けず劣らずピンク色でした。
最近の王様は閨房での心得まで教えられてしまうようですよ!
王様も楽じゃないですね。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
「殿下、今宵も私をお求めですか?」御曹司・理人の生活は、突然現れた貴公子マクシミリアンによって一変した。顔も知らぬ父王の後継にと望まれ、半ば監禁状態に。焦れた理人は、マクシミリアンを挑発する―性欲処理の相手が欲しい、と。だが彼は何故か微笑み、理人を押し倒した。性技に長けた男の手に理人は喘ぎ、達かされてしまう。一夜の過ちは甘い呪縛に変わり、理人を翻弄する。そして今夜もマクシミリアンの誘いを断れなくて…。日本人青年と異国の貴公子が織り成すロイヤルロマンス。
実は異国の王様の私生児だったことが判明、母親に言われてロイヤルファミリー――というか時期国王として異国に旅立つ理人。
そしてあれよあれよという間に宮廷作法やら乗馬やらのあれやこれやを叩き込まれ、その過程でうっかり教育係を挑発してしまったせいでベッドでのお作法まで手取り足取り尻取り教えられるハメになってしまいます。
そりゃいかんでしょう。
どー見ても受の立場で攻さんをあおるような真似をする方が悪いですよ。
あんた自分で据え膳になっちゃったんよ! って思い切り突っ込んじゃった。
さて読者にも攻さんにも突っ込まれちゃった理人さん。
でもほら無問題ですよ、だっていつの間にか好きになっちゃってますからね。
なにせ相手は金髪碧眼のロイヤルファミリーにして従者な敬語攻。
なんともゴージャスです。
で、せっかく教育係の金髪イケメンに恋したというのに、そのままでは終われません。
お披露目パーティーで頭の悪そうな貴族の会話から、どうやら攻さんは自分をお飾りにして憲法を改正し、実質的な王家の財産はガメてしまうらしいことを知り、あまりの裏切りにショックを受けてそのまま帰国してしまいます。
しかしもちろん、そのまま日常に戻れるハズもなく、金髪攻さんは追いかけてきました。
もう、言い訳がふるってます。
「私が一目惚れして側に置いておきたくなっちゃったから、好みになるように王子教育したし、キミを煩わせることになりそうな憲法もサクッと改正したからね! もう大丈夫、安心して私の恋人になると良いよ!」
というようなことをね、語るわけですよ。
おめー、私情で国の仕組みごと変えるとか何様だよえええ!?
法律じゃねーぞ、憲法だぞオイ……
ちょっぴりリューネブルクの国民の皆さんが気の毒な読後感でございました。
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アキミ