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ボーイズラブ・レビュー


世間は連休中ですが私は何事もなかったかのように会社で修羅場です。
これが終わったら絶対代休とってみんなが働いてるときに旅行するんだ!!
問題は同行者が見つかるかどうかですが、まあ1人でも良いしね……割高になるけど。


さて薔薇シリーズ3巻です。
いやこのシリーズ良いですよ!
シリアスファンタジー系BLが好きな腐女子なら、かなりの確率でストライクゾーンだと思う!
条件が限定されすぎとは突っ込まないように。
要は私が大好きだと主張したいだけなのです。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
俺の薔薇騎士はお前だけだ・・・
薔薇騎士となり、薔薇騎士団の本部を訪ねた啓は、そこで新たな仲間たちと出会った。 高潔ななずの薔薇騎士団。 けれど、そこには欲望と謀略、そして、裏切りが渦巻いていた。 薔薇騎士団である啓を守るため、命を賭ける守護者のレヴィンとラウル。 彼らは求めあう運命にあった。 薔薇騎士だから、守護者だから惹かれるのか? 自分の心がわからず戸惑う啓だったが、新たな薔薇騎士団が誕生して・・・!!


不死者を滅ぼせる薔薇騎士になった啓と愉快な仲間達が織りなす、わかりやすい西洋文化的化け物退治物語……だったハズなんですが、ここにきて急に雲行きが怪しくなって参りました。

敵と味方が入り乱れまくりで脳みそこんがらがります。
カタカナネームに慣れてないとさらに色々と絡まってしまうかもしれません。
世界史が苦手だった人は危険です……が、まあ赤点も辞さない成績だった私が問題なく読めてるので、そこまで大量に出てくるわけでもないです。
後書きにも書いてありましたが、どーしても無理なら最低限、攻2人の名前とラスボスの名前だけ押さえておけば無問題。
楽しくハラハラドキドキ+萌な世界にダイブできるはずですたぶん。

とにかく薔薇騎士団もなんか高潔なだけの組織じゃない。
聖人の集まりでは全然ないし、じゃあ敵はというと、これも真っ黒とは断じがたいわけです。
そんな中で両手に花の啓。
ボーイズラブには珍しい「2人とも好きでどっちかなんて選べないよ!」タイプの3P街道をひた走っております。
恋愛経験が乏しくて悩んだ挙げ句に、どっちか選べないからどっちとも寝ないよ!
って宣言しちゃったりして攻さんを絶望に叩き落としたりする悪い子です。

まあ結局どっちとも抱き合っちゃうんですけどね! お約束!


しかもこの巻ではついに育ての父親に彼らとの関係がばれて、

「私がお前を大事に育てたのは、男にくれてやるためじゃないぞ!」

と絶叫されました。
お父様の心中、察するにあまりあります。


最後の方で、同じ薔薇騎士を自称する優等生君とその影にいるラスボスに謀られて、薔薇騎士団から追われる身となった啓。
攻2人もそばにいません。
レヴィンは啓の血を飲んで謎の昏睡中で、ラウルは守護者らしく啓を守って自分は捕まって牢に繋がれてしまいました。

どうにか逃亡に成功した啓はそこで二十歳の外見のままの母親と祖父に会って隠遁生活を始めることになります。……なったところで終わってます。


ねえ、4巻はいつ読めるのママ。
年内に読みたいなって言うのは聞き分けない子供のわがままかしら……うううう。

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