キスアリキ。 1 (スーパービーボーイコミックス)キスアリキ。 1 (スーパービーボーイコミックス)
新田 祐克

リブレ出版 2011-03-10
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ボーイズラブコミック・レビュー

さてこの本読んでる最中に、大阪もちょっと揺れたってニュースで言ってたのですがまっったく気付きませんでした。この集中力(?)そのうち命取りになりそうです……。

ここのとこBL小説よりBLコミックスの方が読みたくて漫画ばっかり掘り出してきて積み上げてます。なので感想もコミックスが続くかも。
まあ、私の読書欲の気まぐれっぷりはなかなかのものなので、さっさと活字に移り気するかもしれませんが……。

ほら、女心と秋の空っていいますしね!


さて新田さんの新刊です。
新シリーズですよー。
ガッツリ893モノです。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
「桐亜の息子と二人で島行って来いや」 抗争を避けるため、極道組長の父の命令で、桐亜六実とともに隠れ家へやって来た透。 No.2の息子とはいえ堅気の優等生・六実と意気投合する事もなく、時間を持て余すうちに「自慰代わり」との大義名分を掲げて、体を重ねるようになる。 ところがある日を境に、キスされて、あまつさえ挿入されそうになり…これじゃS●Xとかわんねぇよ!?


極道の跡取り息子が側近候補と目されてる男と2人で無人島に放り込まれるとか、なにこのドリーム設定!

なんかオビに、

「やくざが無人島で恋のサバイバル生活」

とか書いてあって、ものすごくテニプリが悪ノリ回とかが頭の中をぐるんぐるん回ってたんですが、新田先生は悪ノリじゃなくてマジでした。
(や、許斐先生もマジなんかもしれませんけど!)

とりあえず「ほんの自慰がわり」って君たち……。
そゆことは1人で慎ましくやんなさいよ。
つか2人で重なった時点でそれもう自慰ちゃうからね。
先っぽだけと同レベルに苦しいよ!

受さんは自分の美貌がコンプレックスの青年。
美しすぎる男は大変です。
こっちはいつだってその美貌を引き取る用意はあるというのに、未だに困った受けさんから容姿を差し出されたことがありません。
きっと攻様に愛されて自分の美しさを愛せるようになってしまうのですね……どっかに不幸のまま己の美しさを恨んで放り出したい哀れな受さんはいないかしら!

まあとにかく、自分の見た目とか立場とかプライドが壁になってなかなか素直になれない跡取り息子受と、なんとか側近になってボスの心も体も頂きたい下克上志願の攻が丁々発止のやりとりを繰り広げます。


肌色率も結構高めでひたすら受さんが色っぽく、目にも楽しい作品です。
つーか、坊ちゃんに恋してる下っ端共が多すぎないか。

なかなか展開も体位もアクロバティックなシリーズになりそうで続きが大変楽しみです。

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