輝夜 (幻冬舎コミックス漫画文庫 の 1-2)輝夜 (幻冬舎コミックス漫画文庫 の 1-2)
野守 美奈

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ボーイズラブコミック・レビュー


よーやく、歯医者終わった……!
なんで歯医者って、毎回ちまちましか治療してくれないんだろう。
3か月も通いました、長かった。

さてコミックス文庫です。
最近は昔のボーイズラブ作品が文庫化されてきて嬉しい限り。

「輝夜」という半有機の人口生命体シリーズをメインにしたオムニバス形式のコミックスです。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。


祖母の遺産を手に入れる為の宝探し。いまいちやる気のなかった匡だが、そのゲームの鍵を握る美貌の青年<輝夜>の甘苦しい瞳とポツリと零した言葉で!? 輝夜シリーズ、遂にコミックス化!


オーナーが側にいないと数週間で弱って死んでしまう人口生命体。
感情も意志もあって、身体も半有機体なので人間のように食べるし排泄するし睡眠も必要です。
外見を見ただけでは人間と区別が付きません。
製造はもう禁止されていますがアンダーグラウンドでは高値で取引されるような存在です。

彼らはオーナーの望んだように成長します。
幼いままでいて欲しいと思えば成長抑制剤で成長を遅らせることもできるし逆も可。
人格も、オーナーの望むように形成されていきます。


従って、どのお話にも「輝夜」が出てきますが、同じ「輝夜」は1人もいません。
それぞれ別の環境で別の人格で人生を歩みます。


彼らに自由意志はあるのか、オーナーの存在は絶対なのか。
非常に微妙です。
いわゆるロボット三原則みたいにガチガチな倫理観では動いていません。
オーナーへの依存度が高すぎて、親離れし損なった子供みたいに見える輝夜もいます。
だいたい、ラストにはBL的な展開になるのはお約束にしても、人口生命体故の切なさみたいなのが全体に流れていて、あっけらかんとしたハッピーさはちょっと遠いところにある感じです。
ただ、不幸のどん底のまま朽ち果てていく輝夜もいなくて、

「いやー、この世の中、絶対に途中でオーナーに捨てられて引き取り手もいなくて、オーナーを求めながら徐々に弱ってついに機能停止して、誰からも顧みられずに粗大ゴミと一緒に処分される子もいたはずよ!!」

とか、病んだ妄想をしたりとかしてました。
最後に1話くらい、そんな救いようのないド鬱な話が入ってても良かったかなー……読んだら確実凹むけど!

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