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ボーイズラブ・レビュー
最近、仕事仕事の谷間でほぼ毎日定時に職場離脱というナイスな日々を送っております。
他部署の仕事を手伝うほど暇なんですが、手伝ってる先とはイマイチやりとりがしにくくてたまにイラッとしたり。
そこの部署とウチの部署ってあんまり仲良くないんですよね……。
まあ、仕事中はちゃんと手伝うのですが残業する義理まではないという感じでしょうか。
内科医と外科医がいがみ合う病院が多いってのをときどき思い出しますよ！
さて久々に山藍さんの本を読みました。
この作家さんはものすごいエ口スの書き手です。
どのくらいかっつーと、彼女の作品の感想を書く際に、肉体関係相関図を作らないとカップリングがこんがらがることがあるくらい。
ボーイズラブというよりはJUNE寄りの作家さんなイメージです。
JUNEの中でも耽美の女王な作家さんです。
でもこの作品は、ちょっとボーイズラブっぽいのですよね……
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
「高木さん、気持ち悦いの?ねえ、また悦くの?」祖父の蔵書を売却することになつた美大生の邦暁。買い取りにやつてきた妖艶な古書店店主・高木が隠し書棚から発見したのは、彼にそっくりな人物を責めあげる凄淫な絵画だった!!淫画を買い取りたいと言う高木に、身体を要求する邦暁。開発された淫らな身体は、邦暁の淫戯に翻弄され、身悶え、喘ぎに濡れて快楽にまみれ…。山藍紫姫子の濃厚エロス、禁忌と官能の『夜の血族』も収録。
表題作は輪廻転生ものです。
前世に描かれた自分の肉悦地獄絵（法律的には持ってるだけでアウトレベルらしい！）を回収に行ったら絵を売る代わりに身体を寄越せと言われたりします。
そこから始まった関係だけど最後は心まで結ばれるコースです。
もう1作は身内同士の3人＋その他なエ口スです。
従兄弟同士で本家と分家の受攻＋下克上＋叔父さんな三角関係。
ピラミッドの頂点は叔父さんで、仕事関係の人間を連れてきては甥っ子達を差し出しちゃう鬼畜男です。
従兄弟のカップリングは上になったりしたになったりでくんずほずれつしております。
愛憎混じりの近親相○ラブってやつです。
どっちもホント、濃いです。
濃厚です。濃厚なのに今回は何となくライトなBLっぽさが混じって妙な食感に仕上がっておりました。
「男同士のレズビアンみたいだな」
なんつー不思議な台詞がしっくり決まっちゃう作風なんです。
超絶耽美JUNEを素でやれちゃう貴重な作家さんなんです。
BLっぽいのは……いいんですけども……けども……。
もうちょっと重苦しくておどろおどろいいのが読みたいです！
きっとリブレさんは出してくれないだろうなあ……
↓WEB拍手です↓
アキミ
