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ボーイズラブ・レビュー
明日から出張なので、読める限りのボーイズラブを読み溜めようと思っていたのに、一発目に読もうと思っていた甘い運命が本の山脈に埋もれて行方不明に。
なんてこった!
一週間分、予約投稿なるものをやってみようかとも思いましたが、そもそも日々の更新すらそのときのノリと勢いと読んだ本によってあったり無かったり無かったりなのに、フツーに無理じゃん。とさっくり諦めモードに入っております。
もし寝るまでにその気になったらいくつかは感想書けるかもですが。
まあ、なるようになるように。
出張先のホテルからはネットが繋がっているのに、何故かlivedoorにログインできなかったのですよねー。Yahoo!には出来るのに。海外のネット事情は謎です。
で。
このお話は、オヤジです。
オヤジなのです。
ひゃっほう!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
リストラによって会社を解雇され、家族からも見捨てられてしまった41歳のオヤジ・高島。生きる希望もお金もすべて失った高島は、歩道橋から飛び降り自殺を図るが、運悪く派手なオープンカーの中に落ち、助かってしまった。そのまま車の運転手・三沢に拾われた高島は、イカサマカジノで稼ぐ相棒として、彼の仕事を手伝うことになる。しかしある夜、強引に三沢に抱かれた高島は、彼の抱える心の闇に気づいてしまい…。
歩道橋から飛び降りたら、ポルシェのオープンカーの本革シートに落っこちたとか、オッサンどんだけ強運なんだよ!!
と、初っぱなから全力で突っ込みたい。
宝くじより低い確率ですよ間違いなく。
しかも、盛大に文句を言いながらポルシェに乗ってた男は、自分の車に落ちてきた41歳のオッサンに仕事を手伝わせてぽんと25万(なんとほんの1時間足らずで月給並の報酬ですよ)払ってやり、寝床まで提供してしまうのです。
オッサンの強運、恐るべし。
というか、41歳のオヤジがいったい何でこんな裏社会&男版シンデレラみたいなことになってんだ……。
そもそもこのオヤジ、普通の視点で見たらかなり鬱陶しい男なんです。
妻子持ちのくせに愛人持ち、取引先の女を摘み食うのは日常茶飯事。
それを理由に首を切られて、金の切れ目は何とやらとばかりに嫁にも捨てられ、預金は勝手に引き出され、転職活動するも上から目線の傲慢な態度で面接に言ったりするもんだから軒並み失敗です。
あんたその41年の人生の中で、誰も猫のかぶり方とか世渡りとか教えてもらわなかったの。
なんとも手に負えない男ですが、なぜか二十代の青年にはストライクだったようです。
41歳ダメオヤジは、16歳も年下の男に美味しく頂かれてしまうのでした。
なんというオヤジ受!
たまらん。
しかもひょろひょうろのオヤジじゃないんですよ。
結構良いガタイしてるんです。
しっかり筋肉もついて男々してるのに受なんですよー!
素晴らしい。
梔子島に罪は咲くでは色々と狂気がかってたり浮世離れしまくってたりしたし、もっと前の作品ではエ口グ口というかわんこさんがお相手、みたいなのがあったりですが、この作品は普通というかまともというか、理解の及ぶ範囲のお話です。一回、ぽっきり折れた大の大人が、はい上がっていくとか、凄くまっとうなニオイがします。
オヤジを拾った三沢も色々と事情を抱えてますが、彼は彼で二十代にはなかなか見えない男です。
彼が抱える問題が解決するあれこれも、読み応えがありました。
最後。
リバが起こりかけましたが、何故か回避。惜しい!
そこはそのまま、上下逆になってしまっても良かったのになーと、ちょっと残念でございました。
リストラによって会社を解雇され、家族からも見捨てられてしまった41歳のオヤジ・高島。生きる希望もお金もすべて失った高島は、歩道橋から飛び降り自殺を図るが、運悪く派手なオープンカーの中に落ち、助かってしまった。そのまま車の運転手・三沢に拾われた高島は、イカサマカジノで稼ぐ相棒として、彼の仕事を手伝うことになる。しかしある夜、強引に三沢に抱かれた高島は、彼の抱える心の闇に気づいてしまい…。
歩道橋から飛び降りたら、ポルシェのオープンカーの本革シートに落っこちたとか、オッサンどんだけ強運なんだよ!!
と、初っぱなから全力で突っ込みたい。
宝くじより低い確率ですよ間違いなく。
しかも、盛大に文句を言いながらポルシェに乗ってた男は、自分の車に落ちてきた41歳のオッサンに仕事を手伝わせてぽんと25万(なんとほんの1時間足らずで月給並の報酬ですよ)払ってやり、寝床まで提供してしまうのです。
オッサンの強運、恐るべし。
というか、41歳のオヤジがいったい何でこんな裏社会&男版シンデレラみたいなことになってんだ……。
そもそもこのオヤジ、普通の視点で見たらかなり鬱陶しい男なんです。
妻子持ちのくせに愛人持ち、取引先の女を摘み食うのは日常茶飯事。
それを理由に首を切られて、金の切れ目は何とやらとばかりに嫁にも捨てられ、預金は勝手に引き出され、転職活動するも上から目線の傲慢な態度で面接に言ったりするもんだから軒並み失敗です。
あんたその41年の人生の中で、誰も猫のかぶり方とか世渡りとか教えてもらわなかったの。
なんとも手に負えない男ですが、なぜか二十代の青年にはストライクだったようです。
41歳ダメオヤジは、16歳も年下の男に美味しく頂かれてしまうのでした。
なんというオヤジ受!
たまらん。
しかもひょろひょうろのオヤジじゃないんですよ。
結構良いガタイしてるんです。
しっかり筋肉もついて男々してるのに受なんですよー!
素晴らしい。
梔子島に罪は咲くでは色々と狂気がかってたり浮世離れしまくってたりしたし、もっと前の作品ではエ口グ口というかわんこさんがお相手、みたいなのがあったりですが、この作品は普通というかまともというか、理解の及ぶ範囲のお話です。一回、ぽっきり折れた大の大人が、はい上がっていくとか、凄くまっとうなニオイがします。
オヤジを拾った三沢も色々と事情を抱えてますが、彼は彼で二十代にはなかなか見えない男です。
彼が抱える問題が解決するあれこれも、読み応えがありました。
最後。
リバが起こりかけましたが、何故か回避。惜しい!
そこはそのまま、上下逆になってしまっても良かったのになーと、ちょっと残念でございました。
↓WEB拍手です↓
アキミ
高島、確かにうっとうしいオヤジですが、自分の生活を思わず振り返ってしまいました。
ある程度の年数勤めると、なかなか注意してくれるという人がいなくなってきてしまい、傲慢になっているんじゃないかって、怖くなりました。
途中、何度か泣かされてしまって、久しぶりにBLで泣いてしまいました。
アキミ様の感想を読んで、買う本の参考にさせてもらっています。
これからも楽しい感想書いてください。