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ボーイズラブ・レビュー
昨日一日では調子が戻りきらず、今日は早めに切り上げて帰宅してきました。
遠出すると、出先では元気でも帰ってきてからどっと疲れるみたいです。
結局、出張の報告書と資料整理と出張中の原稿進捗具合の確認だけでほぼ1日が終わってしまいました。だめじゃん。
でもまぁ、何とかなる……たぶん。
さてさて一穂 ミチさんの新刊です。
Jガーデンの新刊は開始と同時にほぼ瞬殺でしたが、商業誌はまったりでもほぼ買い逃しはないので助かります。
相変わらず、うまいことマイツボを刺激してくれるお話です。
ここのところ立て続けに、友人に恋してしまったボーイズラブを読んでいるのですが、ジャンルは同じでもやっぱり作家さんによって全然違うものに仕上がるものですねー。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
夜景、港町、観覧車。完璧すぎるロケーションで入江暁行は「好き」と告げられた。三年間も友達として側にいた柘植遙から。実家が藍を作っていて、爪の先をいつも青く染めている遙。笑うと寂しげな顔が明るくなる遙。男なんて絶対ありえない、でも居心地いい彼の隣は手放したくない。誰にも言えない困惑を、暁行はブログに綴ることにするが―。
夜景のきれいな観覧車で突然、男の親友に告白されたら、そりゃ誰だって硬直するでしょう。
友人としては好きな相手でも、ノーマルな性的志向を持つ男からしてみれば、同じ男から恋愛感情を持たれるなんて青天の霹靂もいいところです。
うっかり告白した側もそれが分かっています。
うっかりというか、思い溢れてというか。
普段は恬淡としていて、むしろクールなハルです。
そんな性格なのに、暁行に対する思いは熱いのです。
好きで仕方ないのに、諦めるしかないと知っている、でもそれでも好きだというどうしようもない気持ちを抱えて、自分のことを親友だと言い続ける男の側にいることを望むのです。
青は藍より出でて藍より青し
ということわざがありますが、意味はまあ全然まったく、関係ないんですがタイトル見たらまず真っ先に頭に思い浮かびます。
ブルーとハルは相性が良い感じです。
彼の家業が藍作りなんで、何となくすり込まれたような気もするんですが透明感のある色が、ハルの心情とか性格を写しているように思えたのでした。
そんなハルに恋された暁行は、正しく人並みに健全でほどほどに無神経で抜けていて、でも良いヤツなんですねー。
匿名で男に告白されたあれこれをブログに綴って、それが当の本人にばれていると最後に告白されるまで気づかない人です。
なんと、告白してきたご本人にコメントまで貰っていると言うのに!
分からなくても仕方ない程度のコメントでしたが、見てる方は、あーあーと思ってしまうもの。岡目八目です。
最後に堪えきれずにあふれ出したハルの心が、暁行に受け止められてホントに良かったです。
もう、前半からほとんど終わり近くまでずーーーーーっと! 片思い続きだったものですから、ようやくくっついた時にはほっとしました。
ラストに、お互いがお互いを余所でのろけ合うゲロ甘なお話にはほくほくしてしまいました。
砂糖がはけそうです。
キリキリと切ないけど最後は甘い、素敵な本でした。
夜景、港町、観覧車。完璧すぎるロケーションで入江暁行は「好き」と告げられた。三年間も友達として側にいた柘植遙から。実家が藍を作っていて、爪の先をいつも青く染めている遙。笑うと寂しげな顔が明るくなる遙。男なんて絶対ありえない、でも居心地いい彼の隣は手放したくない。誰にも言えない困惑を、暁行はブログに綴ることにするが―。
夜景のきれいな観覧車で突然、男の親友に告白されたら、そりゃ誰だって硬直するでしょう。
友人としては好きな相手でも、ノーマルな性的志向を持つ男からしてみれば、同じ男から恋愛感情を持たれるなんて青天の霹靂もいいところです。
うっかり告白した側もそれが分かっています。
うっかりというか、思い溢れてというか。
普段は恬淡としていて、むしろクールなハルです。
そんな性格なのに、暁行に対する思いは熱いのです。
好きで仕方ないのに、諦めるしかないと知っている、でもそれでも好きだというどうしようもない気持ちを抱えて、自分のことを親友だと言い続ける男の側にいることを望むのです。
青は藍より出でて藍より青し
ということわざがありますが、意味はまあ全然まったく、関係ないんですがタイトル見たらまず真っ先に頭に思い浮かびます。
ブルーとハルは相性が良い感じです。
彼の家業が藍作りなんで、何となくすり込まれたような気もするんですが透明感のある色が、ハルの心情とか性格を写しているように思えたのでした。
そんなハルに恋された暁行は、正しく人並みに健全でほどほどに無神経で抜けていて、でも良いヤツなんですねー。
匿名で男に告白されたあれこれをブログに綴って、それが当の本人にばれていると最後に告白されるまで気づかない人です。
なんと、告白してきたご本人にコメントまで貰っていると言うのに!
分からなくても仕方ない程度のコメントでしたが、見てる方は、あーあーと思ってしまうもの。岡目八目です。
最後に堪えきれずにあふれ出したハルの心が、暁行に受け止められてホントに良かったです。
もう、前半からほとんど終わり近くまでずーーーーーっと! 片思い続きだったものですから、ようやくくっついた時にはほっとしました。
ラストに、お互いがお互いを余所でのろけ合うゲロ甘なお話にはほくほくしてしまいました。
砂糖がはけそうです。
キリキリと切ないけど最後は甘い、素敵な本でした。
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アキミ