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ボーイズラブコミック・レビュー
ここのところ、取り憑かれたように溜まりまくったボーイズラブ系のコミックスを読んでます。
普段は小説の方が圧倒的に読む量が多いんですが、なぜか今月は漫画読みたい月間みたいです。冊数的に漫画が小説を上回るって、かなりのレアケースなので自分でもびっくり。
……というか、読まないかもしれないものをこんなに溜め込んでいた自分にもびっくり。まじめに整理したら結構な数のコミックス(もちろん小説も)が出てきました。
うん。
追いつめられると部屋の掃除とか読書とか、色々やりたくなるのです。
心が弱いので誘惑に逆らえないのです。しょうがない!
仕事の〆切は明日です。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
星グループの若き総帥、星義彦。猿喰山にある星家の屋敷に入り込んできた庭師・鷺坂貢。義彦は鷺坂の美貌と自由な心に次第に魅了されて行くが、鷺坂の意図は別にあって…? 愛を告げる義彦に応えた鷺坂の思惑、そして真実とは!? 最後まで予測不能な純愛物語、ここに開幕! 描き下ろしも同時収録!
うーわーっ!
という感じです。
やべぇ。
絵は、特に好みというわけではないです。
訳ではないんですが、あんまり途中から絵柄とか意識しなくなりました。
BLコミックのストーリーに集中力全部持ってかれるとか、だいぶ久しぶりな気がします。
孤独な支配者が心を寄せた庭師、でもその庭師は実は詐欺師。
騙されたと知っても、やっぱり庭師が好き。
でも庭師は詐欺師……
庭師は自分の思惑のために義彦を騙します。
ころっと騙された男を見て笑っている、と思っています。
実際うまくやったはずでした。
でも、なんか蓋を開けてみたら絡め取られていたのは自分もだった?
捻れた相思相愛とでも言いましょうか。
若干、爛れたような、でも純愛……とも言い切れず。
なんかこう、どことなく懐かしいJUNEの香りがした気がします。
枝にぶら下がったまま熟して腐っていく葡萄みたいな色気というか、濃厚な香りです。
とりあえず、濃い。
取り込まれたら読み終わるまで抜け出せない強烈なものがあります。
読了後の脱力感というか達成感は、けっこうなものでした。
単純に面白かったとは言えないと思うんですが、かなりキます。
↓WEB拍手です↓
アキミ
いつも楽しみに読んでいます。
今回のレビュー、大変気になります。
おそらく私も本屋でこの絵柄とタイトルをみても触手は
伸びないと思うんですが、この感想で一気に気になって
しまいました。
どうしよう?
試してみるか?
絵柄も20年くらい前のJUNEの挿絵のムードがありますよね。
うーむ。JUNEだしな〜。
ちょっと悩ませていただきます。むむ。