- ブログネタ:
- ボーイズラブ・レビュー に参加中!
忘れないでいてくれ (リンクスロマンス) 夜光 花 朝南 かつみ 幻冬舎コミックス 2009-09 売り上げランキング : 2626 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー
やー、面白かった!
これはかなりいけます。
夜光花さんの本は、個人的にツボにはまるかどうかには波があるんですが、今回はクリーンヒットでした。
ボーイズラブでミステリ仕立ては、あんまり数がないように思うのですが、これは数少ない中のさらにレアな大当たりだったんじゃないでしょうか。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
他人の記憶を覗き、消す能力を持つ清涼は、ある日、ヤクザのような目つきの秦野という刑事から、重要な事件を目撃した女性の記憶を消したと詰られ、脅される。仕返しに秦野の記憶を覗いた清涼は、激昻した秦野に押し倒され…。
記憶を覗けるのは特殊能力ですが、消すのは唯の催眠術でした。
清涼(受)は、ゴー○ン魔である犯人の顔を目撃した少女の記憶を消してしまいまして、そのことが担当の刑事にバレてしまい、怒られます。
怒られるだけならまだしも、刑事が目星を付けていた男にちょっかいを出し、挙げ句うっかりその刑事の過去を暴いて挑発してしまい、大変なことになってしまいました。
なんと、理性を吹っ飛ばして怒り狂った刑事に押し倒されて、なんと最後までやられてしまいます。
いやもー、何の冗談かと思いました。
婦女暴行で捜査中の刑事が、仕事中に男相手にカッとなってそのままレイプて。
ミイラ取りがミイラに……っつーか、これはこの諺から余裕ではみ出す非道さです。
いくらなんでも、いやせめて殴り倒すくらいで勘弁してやってくれよ……経験皆無の相手に慣らしも潤滑油もなしに突っ込んだら流血決定じゃないのよ!
しかも清涼も清涼です。
そんな怖い目にあったのに、上書き保存の一言でもう一回試そうとか言う気分に良くなったなオイ! 男は基本、名前を付けて保存じゃなかったんか。
まぁ本人が良いなら読んでる側があれこれ言うもんでもないんかもしれませんが。
個人的にはこの一連の流れが超展開でございました。
それ以外のところは、きっちり構築された謎解きと、かなり個性的な脇の面々が楽しい、素敵なBL本でした。
謎解きの過程が切なくて、全体を引き締めるスパイスになっていて読み応えがあります。
なんというか、色々と濃い本でした。
↓WEB拍手です↓
アキミ
ご都合主義が顔を出している感じ、なのでしょうか?
あれだ。
「やをいの穴」
登場ってことですね(笑)
ところで先日ご紹介の「王子と小鳥」ですが
興味を持ったのでアマゾンでどんなやねんと見てみたら
なんと売り切れ。
(増刊予定では有るようですが)
いちおう本屋に行ったついでに検索してみても
やっぱり売り切れてました。
びっくりー。ここの影響でしょうか?
でもそのうちマーケットプレイスで安価で出るよなー
などと酷いことを考えたりします。