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ボーイズラブ・レビュー
アメリカ編もいよいよ佳境の第4巻。
発行日は延期になるも、そこそこ順調に巻を重ねてきているこのシリーズですが、ボーイズラブなのに未だに肌色シーンには辿り着けないと言う大問題は抱えたまま突っ走っています。
はてさてどうなる事やら、と言うところでしょうか。
しかし、脱ぐ脱がないは横に置いておいても面白いことは間違いないと思える、貴重な作品ではあります。
今回のは、ギャグとシリアスがいつも以上に渾然一体となったカオスな仕上がりとなっておりました。
切ないのに腹が痛いよ!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
ドラマロケは無事に終了したものの、蝙蝠姿のアルは全身怪我だらけ。さすがに完治するまでは日本に帰ることができなくて、暁と一緒にリチャードの暮らす憧れの街、ロサンゼルスへ寄ることに!怪我は痛いけどワクワクのアルとは対照的に、暁は何故か浮かない様子。そんな中、ロサンゼルスに向かう機内でトラブルが発生。怪我を負った蝙蝠アルは暁を救えるのか!?吸血鬼アルの切ない恋の行方は…?全編書き下ろし第4弾。
巨大アクシデント発生です。
たぶんこのシリーズ内最大のイベントです。
なんと、飛行機がハイジャックされてしまいました!
かなりびっくり。
しかもなんかかなり気合いが入っていて、半分くらいのページが飛行機内でのあれこれに費やされております。
乗っ取ろうとしている人間はもちろん真剣なのですが、ドタバタの中でコウモリから人間に変わってしまったアルはそれどころではありません。
なにしろ、獣からヒトに変わった直後は例外なく素っ裸なのです。
なぜか1人、唐突に素っ裸で席に出現する男とか、怪しいにもほどがあります。
アル本人はこの上なくピンチで、これ以上無いくらい危険で大焦りなのは良く分かるのですが、読んでるこっちはあまりにシュールな光景にもはや呆然とするしかありません。
しかも作中でようやく、「とりあえず服着ろ話はそれからだ」みたいなことを言った賢い人がいたわけですが、アルは!
よりによって裸の上にエプロンを着た!
しかも、裸エプロンのまま急遽設置された滑り台から脱出。
さらに、風圧でめくれかかるエプロン姿を、待ちかまえていたマスコミが激写。
その、勇姿。サングラスに裸エプロン
久々に腹が捩れるかと思いました。
そしてその後は、日本に帰る帰らないの愁嘆場です。
暁は、吸血鬼道同士、生まれ育った国で生きればいいと考え、アルをアメリカに残らせようとします。なにしろ、吸血鬼は不死身で、人間は老いて百年足らずで死ぬのです。
一方のアルは、そんなことはどうでも良くてとにかく暁と一緒にいたいので一緒に連れて帰ってくれと主張します。
アメリカ最後の夜、二人は合意の上で抱き合います。最後まではやってませんが、それでもアルは幸せいっぱいです。
でも、安心しきって冷凍され、目覚めたら暁は帰国していて自分はアメリカにいました。
結局、暁はアメリカにアルの住処と知り合いを与えて日本に帰ってしまったのです。
なんかこう、雰囲気を見てると両想いなんかな?
と思えなくもないのですが、とことんすれ違う二人です。
暁は正しく大人な理性の人なんですね……。
アルは恋に夢中で自分と暁と今しか見えていません。
アルの恋は一体いつ成就するんでしょうか。
一緒の時間を生きられないというのは、パートナーとして一緒に暮らしていく上でとても痛い事です。
この二人の間の溝は結構深くて長いはずです。
恋愛感情もあれですが、それ以上に価値観とか、なんか上手く言えませんがそのへんの深い部分でどっかずれてる気がするんですよね~。
異種間恋愛は色々と大変です。
後どれくらいの時間を掛けて、何冊でこの溝が埋まるのか、読者たる私が気になるのはその辺なのですが……。
ドラマロケは無事に終了したものの、蝙蝠姿のアルは全身怪我だらけ。さすがに完治するまでは日本に帰ることができなくて、暁と一緒にリチャードの暮らす憧れの街、ロサンゼルスへ寄ることに!怪我は痛いけどワクワクのアルとは対照的に、暁は何故か浮かない様子。そんな中、ロサンゼルスに向かう機内でトラブルが発生。怪我を負った蝙蝠アルは暁を救えるのか!?吸血鬼アルの切ない恋の行方は…?全編書き下ろし第4弾。
巨大アクシデント発生です。
たぶんこのシリーズ内最大のイベントです。
なんと、飛行機がハイジャックされてしまいました!
かなりびっくり。
しかもなんかかなり気合いが入っていて、半分くらいのページが飛行機内でのあれこれに費やされております。
乗っ取ろうとしている人間はもちろん真剣なのですが、ドタバタの中でコウモリから人間に変わってしまったアルはそれどころではありません。
なにしろ、獣からヒトに変わった直後は例外なく素っ裸なのです。
なぜか1人、唐突に素っ裸で席に出現する男とか、怪しいにもほどがあります。
アル本人はこの上なくピンチで、これ以上無いくらい危険で大焦りなのは良く分かるのですが、読んでるこっちはあまりにシュールな光景にもはや呆然とするしかありません。
しかも作中でようやく、「とりあえず服着ろ話はそれからだ」みたいなことを言った賢い人がいたわけですが、アルは!
よりによって裸の上にエプロンを着た!
しかも、裸エプロンのまま急遽設置された滑り台から脱出。
さらに、風圧でめくれかかるエプロン姿を、待ちかまえていたマスコミが激写。
その、勇姿。サングラスに裸エプロン
久々に腹が捩れるかと思いました。
そしてその後は、日本に帰る帰らないの愁嘆場です。
暁は、吸血鬼道同士、生まれ育った国で生きればいいと考え、アルをアメリカに残らせようとします。なにしろ、吸血鬼は不死身で、人間は老いて百年足らずで死ぬのです。
一方のアルは、そんなことはどうでも良くてとにかく暁と一緒にいたいので一緒に連れて帰ってくれと主張します。
アメリカ最後の夜、二人は合意の上で抱き合います。最後まではやってませんが、それでもアルは幸せいっぱいです。
でも、安心しきって冷凍され、目覚めたら暁は帰国していて自分はアメリカにいました。
結局、暁はアメリカにアルの住処と知り合いを与えて日本に帰ってしまったのです。
なんかこう、雰囲気を見てると両想いなんかな?
と思えなくもないのですが、とことんすれ違う二人です。
暁は正しく大人な理性の人なんですね……。
アルは恋に夢中で自分と暁と今しか見えていません。
アルの恋は一体いつ成就するんでしょうか。
一緒の時間を生きられないというのは、パートナーとして一緒に暮らしていく上でとても痛い事です。
この二人の間の溝は結構深くて長いはずです。
恋愛感情もあれですが、それ以上に価値観とか、なんか上手く言えませんがそのへんの深い部分でどっかずれてる気がするんですよね~。
異種間恋愛は色々と大変です。
後どれくらいの時間を掛けて、何冊でこの溝が埋まるのか、読者たる私が気になるのはその辺なのですが……。
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アキミ