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ボーイズラブ・レビュー
ようやく出ました、完結編。
長かった……。
ものすごーく、時の流れを感じます。
なにしろ、読み始めてからもう10年以上がたっております。
(シリーズが始まってからは実に15年が経っているらしい)
その間、私はお気楽極楽な学生という身分を喪失して社会に放り出され、ふと気付けば肩書きまで付きそうなところまできていました。
なんか色々と感無量です。
これだけ時間が経ってしまうと途中で飽き足り諦めたりしそうなものですが(実際そーいうシリーズもある)青に関しては最後までついていくことができました。
途中、出版社が変わったり何年か新刊が出ないことがあったりとなかなか波瀾万丈だったこのシリーズ、本当に大好きです。
ボーイズラブ業界では異端のSFで、素晴らしく美しくて危険な誘い受がいて、攻は格好良くて、とにかく面白くて。
新刊が出るたびに夢中で読んでいました。
タイトロープダンサーに入って、どーなるんだ!? とやきもきさせられたものですが、待った甲斐のあるこの疾走感。
もーたまらん!
1~3までは、最後2冊の為の助走だったんか!? と言いたくなる見事なジェットコースターでございました。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
グイドとバサラの強引な誘いにより、司令官奪還作戦に協力することになったカイと三四郎。しかし敵の罠によって作戦は失敗に終わってしまう。戦いと混乱の中、カイは精神に重大な傷を受けて意識を失ったまま戦場を後にした。一方三四郎は、拘束されたグイドを救おうとするサーシャと共に基地に残り、密かに作戦の準備を進めていたが…。カイは目覚めるのか!?離ればなれになった二人は再び出会えるのか!?『青の軌跡』シリーズ第12弾。
サマル中継基地に潜入していた三四郎は、「心の死」を乗り越えたカイと再会し、司令官奪還作戦を決行する。しかし、幾多の障害を乗り越えてグイドを救いだし、司令官の救出に向かった二人の前にさらなる困難が!!絶体絶命の状況の中、残酷な決断を迫られたカイと三四郎が取った行動とは!?そして全てが終わった後、彼らを待ち受けていたものは―。『青の軌跡』シリーズ、堂々の完結。
とりあえず、これまでの話の詳細を色々キレーさっぱり忘れていたので、自分の感想とか読み返し、パラパラと既刊を流し読みして復習しました。
(なにしろ前の巻が出てから3年以上経ってる)
とりあえず、カイがやばい。ほっといたら死にそう。
と言うことは理解していざ新刊へ。
初っぱなからカイは自分のインナーワールドでうっかりまとめて取り込んでしまった兵士達の死に際の感情に翻弄されながらも戦っておりました。
これまで「死」に一種の憧れみたいなものを持っていたカイですが、実際はそんな生易しいものではないと身体で悟り、ガネーシャに助けられて何とか生還。
そこから三四郎と合流してからはもうノンストップです。
人質奪還作戦を敢行すべく全力で走り回る男達。
再会した途端、適地のど真ん中でフェロモン全開にして三四郎を誘惑、そのまま致してしまったカイ。
やー、さすがです。
超一級の誘い受です。
これ以上に強烈な誘い受は他に知りません。
カイ、愛してるぞ!
とにかく、彼らの濡れ場はホントにエ口いんですよね……。
カイの壮絶な妖艶さと本能に忠実すぎる三四郎の組み合わせはもう絶妙なんですわ。
しかも、ご自分のコミックスではなかなか肌色シーンを描いてくれない沖さんのイラストも、しっかり肌色ですごいことになってると。
まぁ、青1冊につき必ず1枚はお洋服がなかったりはだけてたりする色っぽいのが投入されるんですが、今回もしっかり! でした。
そのかわり扉絵は、え、ボーイズラブ? どこら辺が?? みたいな全キャラ大集合! みたいな健全路線を地で行ってました。つか、表紙もパッと見はジャンルを感じさせない健全な感じです。カイト三四郎のどアップ。
本屋で平積まれてるのを見て、いいなー、この4段だけ空気が違うわ~と感動。
特にカイの吹っ切れたみたいな顔が好きです。
最後の方では、もうこれここで三四郎は昇天しちゃうんじゃ!? みたいなシーンがあるのですが、そこで取り乱すカイが人間くさくていい感じでした。
……取り乱すだけじゃなくてきっちり強引すぎる解決策を捻りだすあたりはさすがでしたが、読んでるこっちはドッキドキでした。
そんな大ピンチを乗り切ったのに、三四郎と来たら最後の最後で、昔のおいたが祟って仲間の女にぐっさり刺されるというサプライズが。しかも脱出直前にですよ。
なんとそこでカイト三四郎は離ればなれです。
夜中に読みながら絶叫してしまいました。
まぁ、何処がどうなったのかはともかく、最後に生きた三四郎が登場して心底ホッとしました。
ファンブックとか番外編とか嬉しい話が後書きにはありましたが、是非是非、その後の二人と三四郎の生還劇は読ませて頂きたいです。
うん、ほんとに楽しく面白いシリーズでした。
最後まで読めて幸せでしたよー!!
グイドとバサラの強引な誘いにより、司令官奪還作戦に協力することになったカイと三四郎。しかし敵の罠によって作戦は失敗に終わってしまう。戦いと混乱の中、カイは精神に重大な傷を受けて意識を失ったまま戦場を後にした。一方三四郎は、拘束されたグイドを救おうとするサーシャと共に基地に残り、密かに作戦の準備を進めていたが…。カイは目覚めるのか!?離ればなれになった二人は再び出会えるのか!?『青の軌跡』シリーズ第12弾。
サマル中継基地に潜入していた三四郎は、「心の死」を乗り越えたカイと再会し、司令官奪還作戦を決行する。しかし、幾多の障害を乗り越えてグイドを救いだし、司令官の救出に向かった二人の前にさらなる困難が!!絶体絶命の状況の中、残酷な決断を迫られたカイと三四郎が取った行動とは!?そして全てが終わった後、彼らを待ち受けていたものは―。『青の軌跡』シリーズ、堂々の完結。
とりあえず、これまでの話の詳細を色々キレーさっぱり忘れていたので、自分の感想とか読み返し、パラパラと既刊を流し読みして復習しました。
(なにしろ前の巻が出てから3年以上経ってる)
とりあえず、カイがやばい。ほっといたら死にそう。
と言うことは理解していざ新刊へ。
初っぱなからカイは自分のインナーワールドでうっかりまとめて取り込んでしまった兵士達の死に際の感情に翻弄されながらも戦っておりました。
これまで「死」に一種の憧れみたいなものを持っていたカイですが、実際はそんな生易しいものではないと身体で悟り、ガネーシャに助けられて何とか生還。
そこから三四郎と合流してからはもうノンストップです。
人質奪還作戦を敢行すべく全力で走り回る男達。
再会した途端、適地のど真ん中でフェロモン全開にして三四郎を誘惑、そのまま致してしまったカイ。
やー、さすがです。
超一級の誘い受です。
これ以上に強烈な誘い受は他に知りません。
カイ、愛してるぞ!
とにかく、彼らの濡れ場はホントにエ口いんですよね……。
カイの壮絶な妖艶さと本能に忠実すぎる三四郎の組み合わせはもう絶妙なんですわ。
しかも、ご自分のコミックスではなかなか肌色シーンを描いてくれない沖さんのイラストも、しっかり肌色ですごいことになってると。
まぁ、青1冊につき必ず1枚はお洋服がなかったりはだけてたりする色っぽいのが投入されるんですが、今回もしっかり! でした。
そのかわり扉絵は、え、ボーイズラブ? どこら辺が?? みたいな全キャラ大集合! みたいな健全路線を地で行ってました。つか、表紙もパッと見はジャンルを感じさせない健全な感じです。カイト三四郎のどアップ。
本屋で平積まれてるのを見て、いいなー、この4段だけ空気が違うわ~と感動。
特にカイの吹っ切れたみたいな顔が好きです。
最後の方では、もうこれここで三四郎は昇天しちゃうんじゃ!? みたいなシーンがあるのですが、そこで取り乱すカイが人間くさくていい感じでした。
……取り乱すだけじゃなくてきっちり強引すぎる解決策を捻りだすあたりはさすがでしたが、読んでるこっちはドッキドキでした。
そんな大ピンチを乗り切ったのに、三四郎と来たら最後の最後で、昔のおいたが祟って仲間の女にぐっさり刺されるというサプライズが。しかも脱出直前にですよ。
なんとそこでカイト三四郎は離ればなれです。
夜中に読みながら絶叫してしまいました。
まぁ、何処がどうなったのかはともかく、最後に生きた三四郎が登場して心底ホッとしました。
ファンブックとか番外編とか嬉しい話が後書きにはありましたが、是非是非、その後の二人と三四郎の生還劇は読ませて頂きたいです。
うん、ほんとに楽しく面白いシリーズでした。
最後まで読めて幸せでしたよー!!
↓WEB拍手です↓
アキミ
私も読みました!
ほんとにドッキドキ展開でおもしろかったですよねー。
アキミさんの「敵地のど真ん中でフェロモン全開にして三四郎を誘惑」には大爆笑! いやあー、その通りです〜。(^_^)
そして、長い長い間カイの幸せを祈りながら読んできたので、良いラストだったなあと思いました。
読み終わった後、すぐ全巻読み返したくなり、読み返し中。
でもタイトロープ5まで読んだらまた最初から読み返したくなりそう…。
無限ループにはまりそう…。なんか、そんなラストでしたよね!
私もこのシリーズ最後まで読めて幸せでした!