ブログネタ
ボーイズラブ・レビュー に参加中!
朝から朝まで (幻冬舎ルチル文庫)朝から朝まで (幻冬舎ルチル文庫)
一穂 ミチ

幻冬舎コミックス 2009-04-15
売り上げランキング : 1294

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


うん。
とりあえず、この作家さんの作品は落ち着いて読めます。
地に足が着いています。
確実に2足歩行が出来る地面です。
ふんふんふ~んと気軽に歩いてたら落とし穴に落っこちたとか、次の一歩を踏み出した先が底なし沼だったとか、実は歩いていたのは雲の上でそのことに気付いた瞬間落下とか、そういうことはありません。
ちょっと精神安定剤チックな感じです。
ボーイズラブではなかなか珍しいタイプかも。

舞台は派手なのに、不思議です。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
大学生の羽村結は、早朝のテレビ番組「サニーデイ・モーニング」でバイト中。慌しい現場を大小の失敗も交えて駆け回る日々、堅物の報道記者・後藤京平から生まじめに構われては胸をざわめかせている。そんなある日、つらいできごとが京平をいちどきに襲う。憔悴しているくせに毅然と振る舞おうとする京平に、泣いたらいいのに、と願う結は…。

TV局のバイト君と局員さんの恋愛モノ。
とにかく、あれだ、特殊用語がほとんど分かりません。
スーパーの発注とか、何それ夕飯の買い物? みたいな。
なんとなく雰囲気で分かるよーな気はするんですが、やっぱり良く分かんないという微妙な感じ。
もっともそれは、ほとんどTVを見ないせいなのかもしれませんが。

ものすごーくなんとなく、この二人は恋に落ちます。
なんとなくにもほどがあって、恋に落ちると言っても、いや落ちた先って地面から3㎝くらい下なだけですけど? みたいな何気なさ。
葛藤とかないの? 一応男同士のアブノーマルなんですけど? 
と、むしろ外から見てるこっちが常識的な心配をしてしまうレベルで恋愛が進行します。


淡々とスムーズに成就する恋って、きっとこんなんだなー。
つか、初めての時に攻の実家で家族が寝静まってから声を殺して致すつもりだった受がちょっと可愛いというか意外に大胆だなーとか。
(もちろん、攻がそこそこのクラスのホテルを取りました)
他愛もないところにときめいておりました。


でもこの作品に関しては、恋愛部分より職業部分の描写のほうに力が入ってたかも。
ちょっと、朝のTV番組とか覗いてみたくなりました。
ちなみに、攻の京平より、彼の友人のディレクターの方が好みでした。
結も彼といい関係になれば良かったのになー。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手