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奥さまは18歳! (B-BOY NOVELS) ひちわ ゆか リブレ出版 2009-04 売り上げランキング : 77 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー
ついに出たっ!
発行延期から待つこと1か月。
私は今日、この奥さまを読むために会社休んだ!
他にもあれこれ読みたい本が溜まっているというのに、休日出勤とかドMなことやってたまるか!ということで明日からGWまでノンストップ・残業三昧の日々ですが悔い無し。
だってゆっくりじっくり腰を据えて読みたかったんだもん!
もう見るからアホアホな、普段ならまず手を出さないタイトルと表紙なんですが、作者んがひちわゆかさんというだけで、迷わず買う。
アホだろーがボケだろーがそんなことはどうでもよいのです。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
新妻の智生は、愛する旦那さまのため、今日も料理に家事に奮闘中。そんな奥さまの誰にも言えないヒミツとは、関東最大のヤクザ組織の跡取りということ。ある日、秘密カジノで、旦那さまそっくりの闇の帝王キングと出逢い…。
来た、男のヨメ!
嫁と言うだけで性別を即断できないこのボーイズラブという特殊ジャンルの非常に分かりやすい実例です。
正しくは奥さま(男)は18歳!
なのですが、本文中ならともかくタイトルに「嫁」とか「奥さん」とか付いたら、それはもう注釈なしでも
「嫁・奥さん=受」
と理解されるのです。
不文律というか業界特殊用語というか、芸能界では夜でも挨拶が「おはようございます」なのと同じようなもんです、たぶん。
まさに男18歳の新妻。
しかもこの美人妻は、極道の跡取り息子で、それを愛する旦那様には内緒にしています。 妻として家を守り、夫の世話を焼き、おいしいコロッケを作ったり、裸エプロンはフリフリかすけすけのどっちがいいかを真剣に悩む、平凡な奥さまなのです。
もはやこの世界、男の嫁に対する疑問・違和感を投げかける神経の持ち主は存在しません。 男同士が結婚するとそれは夫々と呼ばれ、夫婦と同列に扱われております。
ですから18歳男新妻は違和感なく近所の奥さんにあれこれ嫁の心得を教えてもらったり、同じ夫々である友人の秀さんにお料理を習ったりするわけです。
すなわち。
この作品には、「男なのに男を好きになっちゃった、どうしよう!」とか「男同士で恋愛するコトへの背徳感」とか、「俺はホモじゃない、○○だから好きなんだ!」というボーイズラブ的な葛藤とかお約束とかそんなのは、まず概念からして存在致しません。
男同士の結婚など、その辺の道端に転がっている日常、気にするに値しない些末事なのです。
いっそ清々しいほどの開き直り設定。
奥さまは平凡な主婦であると同時に、DNAには極道の任侠という情報がインプットされているがごとく、義理人情に厚く昔ながらの組の構成員を大切にしています。
トラブルに巻きこまれたたこ焼き屋のおっちゃんを助けるため単身、船上の秘密カジノに乗り込んで貞操をかけたギャンブルに臨んでしまいます。
そして絶体絶命のピンチに現れた旦那様そっくりの闇の帝王・キングに助けられるのです。 ちなみにこの救出劇は女装・お仕置きHのオプション付きです。
キングて!
闇の帝王って!!!
もうネーミングがベッタベタ過ぎてどうしようかと思いました。
しかもこのキング、奥さまの愛する旦那様の変装した姿なのですよ。
実は裏社会で有名だったキングは、奥さまに惚れたがためにこの世界から身を引いて他人の戸籍をかっぱらって別人になりすまし、慎ましい公務員に身をやつし、平凡な新婚生活を手に入れていたのです!
お互いに正体を隠しながら営まれる慎ましい夫々生活。
いやまあもうホント、それだけなんですけど。
でもねー、たまらんのです、面白いんですよねーこれがまた。
アホすぎて突き抜けた感じがイケてます。
ちなみに作者さんは後書き冒頭2行でこのお話を表現しておられました。
さすがです先生。
できれば年間3冊くらい読ませて頂けると嬉しいです。
いや、2冊でもいいです。
とりあえず、このお話のその後と、結婚に至る経緯を1冊ずつ書いて頂きたいです。
正座して待ってますから!
新妻の智生は、愛する旦那さまのため、今日も料理に家事に奮闘中。そんな奥さまの誰にも言えないヒミツとは、関東最大のヤクザ組織の跡取りということ。ある日、秘密カジノで、旦那さまそっくりの闇の帝王キングと出逢い…。
来た、男のヨメ!
嫁と言うだけで性別を即断できないこのボーイズラブという特殊ジャンルの非常に分かりやすい実例です。
正しくは奥さま(男)は18歳!
なのですが、本文中ならともかくタイトルに「嫁」とか「奥さん」とか付いたら、それはもう注釈なしでも
「嫁・奥さん=受」
と理解されるのです。
不文律というか業界特殊用語というか、芸能界では夜でも挨拶が「おはようございます」なのと同じようなもんです、たぶん。
まさに男18歳の新妻。
しかもこの美人妻は、極道の跡取り息子で、それを愛する旦那様には内緒にしています。 妻として家を守り、夫の世話を焼き、おいしいコロッケを作ったり、裸エプロンはフリフリかすけすけのどっちがいいかを真剣に悩む、平凡な奥さまなのです。
もはやこの世界、男の嫁に対する疑問・違和感を投げかける神経の持ち主は存在しません。 男同士が結婚するとそれは夫々と呼ばれ、夫婦と同列に扱われております。
ですから18歳男新妻は違和感なく近所の奥さんにあれこれ嫁の心得を教えてもらったり、同じ夫々である友人の秀さんにお料理を習ったりするわけです。
すなわち。
この作品には、「男なのに男を好きになっちゃった、どうしよう!」とか「男同士で恋愛するコトへの背徳感」とか、「俺はホモじゃない、○○だから好きなんだ!」というボーイズラブ的な葛藤とかお約束とかそんなのは、まず概念からして存在致しません。
男同士の結婚など、その辺の道端に転がっている日常、気にするに値しない些末事なのです。
いっそ清々しいほどの開き直り設定。
奥さまは平凡な主婦であると同時に、DNAには極道の任侠という情報がインプットされているがごとく、義理人情に厚く昔ながらの組の構成員を大切にしています。
トラブルに巻きこまれたたこ焼き屋のおっちゃんを助けるため単身、船上の秘密カジノに乗り込んで貞操をかけたギャンブルに臨んでしまいます。
そして絶体絶命のピンチに現れた旦那様そっくりの闇の帝王・キングに助けられるのです。 ちなみにこの救出劇は女装・お仕置きHのオプション付きです。
キングて!
闇の帝王って!!!
もうネーミングがベッタベタ過ぎてどうしようかと思いました。
しかもこのキング、奥さまの愛する旦那様の変装した姿なのですよ。
実は裏社会で有名だったキングは、奥さまに惚れたがためにこの世界から身を引いて他人の戸籍をかっぱらって別人になりすまし、慎ましい公務員に身をやつし、平凡な新婚生活を手に入れていたのです!
お互いに正体を隠しながら営まれる慎ましい夫々生活。
いやまあもうホント、それだけなんですけど。
でもねー、たまらんのです、面白いんですよねーこれがまた。
アホすぎて突き抜けた感じがイケてます。
ちなみに作者さんは後書き冒頭2行でこのお話を表現しておられました。
さすがです先生。
できれば年間3冊くらい読ませて頂けると嬉しいです。
いや、2冊でもいいです。
とりあえず、このお話のその後と、結婚に至る経緯を1冊ずつ書いて頂きたいです。
正座して待ってますから!
↓WEB拍手です↓
アキミ
おもしろそうなので私も買ってみますね。
ひちわゆかさんは、『お願いダーリン』を10年くらい前に読んで以来かもしれません。
楽しみです。