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沙野 風結子

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ボーイズラブ・レビュー


なんか寝ても寝ても眠い日々です。
春だからでしょうか。
それとも、去年より1週間ほど送れて動き出した次の予定からの現実逃避でしょうか。
開始は遅くとも〆切は前のままとか、巫山戯るのもたいがいに!

しかし、この程度の仕事量でサービス残業は屈辱。
休日出勤なぞ論外です。
少なくともギリギリまで粘ってやるっ!
というわけで、今日はお休み。

楽しくボーイズラブでも読んで現実を忘れるのが正しい休日の過ごし方だと思います。


さて、この作品は書き下ろしを加えた再版だそうです。
ちなみに私はこれが初読み。
なんというか、正しくBLしてるぜ! というお話でした。


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
上海マフィアに、唯一の肉親である妹を殺された青年・蒼は復讐を誓うが、返り討ちにされてしまう。負傷した蒼が逃げ込んだ車の中にいたのは、仇と敵対するマフィアの幹部・零飛だった。有能で表社会ではビジネスエリートとして有名な零飛は、身体を差し出せば、妹の仇を討たせてやると蒼にもちかける。冷酷で美しい零飛から逃れようとしながらも、惹きつけられていく蒼の答えは。

妹の仇を討つ為に、マフィア幹部にカラダを差し出すことになった受。
というか、まず、仇の正体が分かった段階でなんの計画も立てずに突っ込んでいったその行き当たりばったりさと蛮勇に敬意を表したい。
なかなか男気のある受なのです。

そんな受が、妹の為にと割り切ってはじめたはずの関係でした。
それが徐々に変化していって、あれ、仇の為に我慢してたはずなのに、いつの間にか俺……? というパターンでノーマル男だった受は鮮やかにこちらの世界に転身。

普段は攻の第二秘書として公の場を連れ回されていて、夜はベッドでご奉仕という、絵に描いたような愛人生活を送るわけですが、それもこれもみんな妹の為だったハズなんですけども。
猫の三日飼えば情が湧くと言いますが、一ヶ月も毎日ずっと一緒にいれば恋心が芽生えても仕方ないですよね!
そして、だいたいこれまでの愛人達は平均3ヶ月で捨てられてるよと第一秘書に教えられて落ちこんでしまう受。なんか可愛いです。


そしていよいよ、念願の刺青の男と対戦→敗北→捕まってゴー●ン→もう一度攻に会いたい一心で逃走。
頑張ったけど、目的は達成できませんでした。
しかしその後、実はもうすっかり受に転んでいた攻が頑張りました。
めちゃめちゃ頑張りました。
犯人を捕らえ、ボコボコにし、愛する受においたした下半身をざっくり。
で、息があるまま受にプレゼントしたわけです。
さすがマフィア。プレゼントが血みどろです。


結局、直接とどめは刺さなかった受ですが、たぶん、誰が手を下すかというただそれだけの違いなような気がします。まぁこんな男、どうでもいいです。
お互いの似通った過去を共有して相思相愛になった二人のラブラブのほうが、ボーイズラブ読みとしては遙かに重要なわけですよ。


この作家さんの書くエ口シーンは結構好みでした。

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