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ボーイズラブ・レビュー
明るく無邪気なボーイズラブがちょっと読みたくなりまして。
何冊か選んでみました、もちろんネットで。
そのうちの１冊がこれ。
豪華客船の人のルビー作品です。
舞台は台湾。
し・か・も。
カップリングは台湾マフィアの次期ボス×台湾マフィアの次期ボス。
敵対組織の次期トップ同士が恋に落ちるわけです。
そのカラダが誰のモノか、教え込んであげましょう――。
恋した人は決して結ばれてはいけない人。
美形マフィアたちの運命的なラブストーリー。
いやなんつーの。
我ながらナイス迷チョイスだったんじゃないかと。
めっちゃ楽しかったです、はははっ！
以下ネタバレ妄想注意！
紹介文です。
台湾マフィアの次期首領・季薫月はその地位を継ぐ前の限られた時間を使いアメリカの大学に留学していた。しかし、ここで運命の相手・景悟に出会うのだが、彼が決して結ばれることのできない相手だとわかり…!?
もう冒頭の主人公自己紹介で爆笑してしまいました。
素晴らしすぎます。
なんか生きる力が湧いてきます。
虹色に輝く明日が見えます。
私は血も涙もない中国マフィアだ。もちろん人でなしと呼ばれてもかまわない。
私の名前は李薫月。二十八歳。台湾を支配するマフィア（中略）――他の中国マフィアの間では、悪魔のように切れ、氷よりも冷たい心を持つと噂されていると聞く。
いやもう、一瞬にして昔読んだ背表紙薄ピンクの少女小説を思い出しました。
家庭教師の格好いい先生とドキドキ恋愛しちゃう中学生が出てきたりするあれです。
「私、十四歳の中学生。もうすぐ高校受験で毎日勉強勉強！先生はうるさいし、ママはもっとうるさくてもう大変！ しかも塾だとさぼって遊びにいっちゃうからって、ママったら私に内緒で家庭教師なんて頼んじゃったの！」
という、このノリ！
一時、ものすごーくはまってたんですよね。
それを思い出しちゃったもんですからもう。
名前が「私は受です」と主張している血も涙もない彼は、自己紹介だけで私のテンションをＭＡＸ近くまで押し上げてくれた希有な人です。
しかも血も涙もない割にはこっそり敵に情けを掛けちゃったりと、甘さの目立つお坊ちゃんだったりします。
攻は典型的な大型ワンコタイプで、こいつらが次期マフィアのドンになったら抗争に使われる武器は水鉄砲とパチンコくらいになって、冬になったら雪合戦で決着ついたりするんじゃなかろうかというくらい可愛らしいカップルでした。
留学先で出会って相手が誰か知らずに恋して、でも偶然、相手の素性を知って健気に姿を消すも再び出会い、やっぱり諦められない！ とばかりに突っ走る若い二人。
いやぁ、青春って良いですね！
↓WEB拍手です↓
アキミ
