ブログネタ
ボーイズラブ に参加中!
比翼の鳥―コンプリチェ 比翼の鳥―コンプリチェ
妃川 螢

幻冬舎コミックス 2007-06
売り上げランキング : 154981

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


過去と牙を隠した受の美形男に萌っ!

舞台はイタリア。
マフィア×マフィアのハードラブロマンス……というほどハードではなくて、ソフトでもなかったので、ミディアムラブロマンスくらいかな。
個人的にはもっとハードでも喜んで美味しくいただけたと思うのですが、これはこれで楽しめました。
設定が好みだったので面白さ2割増という感じ。
そしてイラストが蓮川さん。(本文にはイラストないですが)
……って、書いてて気付いたけど、このイラストレーターさん、妹がレーター買いする作家さんだ……ダブってたらどうしよう凹
確認して家に同じ本が2冊あると分かると凹むのでそっとしておこうと思います。
あー、やっちまった。
沖さんのイラスト本を買ってくる妹を笑えないよ私。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

青の狂気は冥王の使い。イタリア・シチリア島で起きた、凄惨なマフィアの爆破事件によって両親を亡くし、自身も傷を負った少年は、青砥糺という少年と取り違えられたまま、生き残る。十三年後、少年は両親の仇討を胸に秘め、糺として青の狂気と呼ばれるマフィアの一員となっていた。血の匂いによって狂気にかられる糺を抱き、抑えることが出来るのは、闇の冥王と懼れられる男、ジークフリートただ一人。しかし、ジークは仇のうちの一人で―。

ジークフリートだからといって姓はキルヒアイスではありません。

親の仇を討つ為にマフィアになって虎視眈々と機会を窺っていた糺。
10年間、仇の元でマフィアとして生き続けるうちに、いつの間にか本気で好きになってしまいました。
さて初志貫徹して仇討ちか、自分の気持ちに正直になるか。
まぁ、ここで攻をバーンと撃ってしまったらジャンル変わりますからね
この業界、死ネタはタブーです。

かくて、ミイラ取りは立派なミイラになりました

ところで受の糺は血を見ると正気を失って冷酷な暗殺者になり、容赦なく敵に襲いかかります。私は、一人称が「俺」になった抜刀斎・剣心を思い出してしまいました。
彼も過去を背負った受です。
ただし、糺はどんなに暴れていても、攻の言葉には従います。
それって暴走てていると定義していいんだろうかとちょっと思ってしまいますが。
10年間、そんな調子で暴れ回った糺。作中にもありましたが、いっそ生き延びたことが不思議で仕方ありません。
だってバンバン銃弾が飛び交ってる中に勢いよく飛びこんだりするんですよ。
かなりの確立で流れ弾のお世話になった挙げ句あの世までお散歩できます。
まぁ、最後まで元気に色々やってましたが。

なんにせよ、最後にくっついて幸せになってくれるとホッとしますね。
疲れている時は特に。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手