神の右手を持つ男 有馬かつみ 徳間書店 2007-07-25 売り上げランキング : 284277 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー
メディカルラブを書かせたら凄い作家さんです。
作者本人が医療関係者と言うだけあって、専門系の描写が的確なのです。
この人のドクター・ボーイズラブはめっちゃ好き。
(この作品も好きですが、一番好きなのはやっぱり王道を突っ走った、
外科医×内科医の「逢えるかもしれない」です。)
今回は病院権力VS医者個人の腕という構図でした。
担当編集さん曰く、
春原版 白い巨塔
だそうです。大きく出たなぁ。
確かに、作品の流れはそんな感じ……かも?
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
大学病院に所属する御影貴和は、「神の御子」と呼ばれる天才脳血管内科医。ところがある日、医療過誤を巡って大学側と対立!!設備も整わない病院に左遷されてしまう。さらに追い討ちをかけたのは、脳神経外科医の大信田穣。幼なじみで恋人の穣は、なぜか突然態度を豹変。「もう来ないでくれ」と貴和を冷たく拒絶して…!?最先端の医療現場で働く、青年医師達のメディカルLOVE。
世渡りがド下手で腕は超一級という真っ直ぐ育った青年医師が権力に盾突いて左遷され、幼馴染みの恋人にも見捨てられ、精神ぶっ壊れかけたところを別の医者に救われてその医者とくっつくか……と思いきや、最後は元のカップリングでゴールイン。
あらすじを見ただけでも分かりますよね。
受の貴和が一番大変な時に身近で支えていた精神科医の観月先生がめっちゃ可哀想なんですけど。
大変な時に抱き枕&精神安定剤に使われて、立ち直ったらさようならって。
ひ、ひどい。ひどすぎませんかそれ。
だいたい攻の穣とか、はっきり言ってなんの役にも立ってないですよ。
内心でどんだけ貴和のこと考えて、あえて連絡を絶ったり冷たくしてたとしてもだ。
あのまま放っておいたら絶対、その苦悩が実を結ぶ前にアンタの恋人は精神崩壊起こして再起不能ですから!!
使えないことこの上ない攻様でした。
でも貴和はそんな穣が好きなんですよね。
好きなもんはしょーがないとはいえ理不尽な話です。
ちなみに、貴和の忠告を無視して患者に重度の障害を残した腕のない藪医者は、心ある院長によって首飛ばされてました。
ちょっとスカッとしますね。
どーでもいいことですが、「神の右手を持つ男」って見た瞬間から、腕の良い外科医を想像していました。
でもこれ、内科医の事だったんです。
カテーテルを使った治療とかレントゲン・CTの画像読みが天才的に上手い内科医。
(カテーテルを使った治療:足の付け根とかから細い管を体内に挿入して問題のある場所まで突っ込み、切らずに疾患を治療する方法)
ちょっと意外でした。
神の右手とかいったら、普通、メス捌きが神懸かってると思いますよね?
これは1冊でお話がきれいに終わっていて、すごく良い感じでした。
(個人的には3冊くらい使ってもっとドロドロの病院裏事情とか、真っ黒な教授連中と製薬会社が絡んだ権謀術数とかがあって、巻きこまれた受&攻がもっとボロボロにされて……とかだと更に嬉しかったんですが……他の人がついてきてくれないですよね、ははは。
病院内で外科と内科が対立した挙げ句、その病院から内科が揃って出て行ったなんて恐ろしい話を実際に聞いたするので、やろうと思えばメディカルラブとか、いくらでもどす黒くできるんじゃないかと思ってます。まぁ、オフィスラブでもそうですけど。
事実は小説よりも奇なりって言いますものね~)
大学病院に所属する御影貴和は、「神の御子」と呼ばれる天才脳血管内科医。ところがある日、医療過誤を巡って大学側と対立!!設備も整わない病院に左遷されてしまう。さらに追い討ちをかけたのは、脳神経外科医の大信田穣。幼なじみで恋人の穣は、なぜか突然態度を豹変。「もう来ないでくれ」と貴和を冷たく拒絶して…!?最先端の医療現場で働く、青年医師達のメディカルLOVE。
世渡りがド下手で腕は超一級という真っ直ぐ育った青年医師が権力に盾突いて左遷され、幼馴染みの恋人にも見捨てられ、精神ぶっ壊れかけたところを別の医者に救われてその医者とくっつくか……と思いきや、最後は元のカップリングでゴールイン。
あらすじを見ただけでも分かりますよね。
受の貴和が一番大変な時に身近で支えていた精神科医の観月先生がめっちゃ可哀想なんですけど。
大変な時に抱き枕&精神安定剤に使われて、立ち直ったらさようならって。
ひ、ひどい。ひどすぎませんかそれ。
だいたい攻の穣とか、はっきり言ってなんの役にも立ってないですよ。
内心でどんだけ貴和のこと考えて、あえて連絡を絶ったり冷たくしてたとしてもだ。
あのまま放っておいたら絶対、その苦悩が実を結ぶ前にアンタの恋人は精神崩壊起こして再起不能ですから!!
使えないことこの上ない攻様でした。
でも貴和はそんな穣が好きなんですよね。
好きなもんはしょーがないとはいえ理不尽な話です。
ちなみに、貴和の忠告を無視して患者に重度の障害を残した腕のない藪医者は、心ある院長によって首飛ばされてました。
ちょっとスカッとしますね。
どーでもいいことですが、「神の右手を持つ男」って見た瞬間から、腕の良い外科医を想像していました。
でもこれ、内科医の事だったんです。
カテーテルを使った治療とかレントゲン・CTの画像読みが天才的に上手い内科医。
(カテーテルを使った治療:足の付け根とかから細い管を体内に挿入して問題のある場所まで突っ込み、切らずに疾患を治療する方法)
ちょっと意外でした。
神の右手とかいったら、普通、メス捌きが神懸かってると思いますよね?
これは1冊でお話がきれいに終わっていて、すごく良い感じでした。
(個人的には3冊くらい使ってもっとドロドロの病院裏事情とか、真っ黒な教授連中と製薬会社が絡んだ権謀術数とかがあって、巻きこまれた受&攻がもっとボロボロにされて……とかだと更に嬉しかったんですが……他の人がついてきてくれないですよね、ははは。
病院内で外科と内科が対立した挙げ句、その病院から内科が揃って出て行ったなんて恐ろしい話を実際に聞いたするので、やろうと思えばメディカルラブとか、いくらでもどす黒くできるんじゃないかと思ってます。まぁ、オフィスラブでもそうですけど。
事実は小説よりも奇なりって言いますものね~)
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