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ロマンスの黙秘権 1 ロマンスの黙秘権 1
うえだ 真由

新書館 2007-06
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ボーイズラブ・レビュー


エロとじでエ口に疲れたので、ディアプラスの新刊をチョイスしてみました。
私の中でディアプラスは疲れた時に読むボーイズラブに位置づけられております。
そっちのシーンもあんまり激しいのはないし、読書黒歴史認定率もほぼゼロだし、表紙もわりとおとなしめなので安心して買えるのです。

さぁ私を癒してくれ給え!

ということで2冊購入したうちの1冊。

これがまたどうして……ツボにはまった!
イラストも好みだし、攻がもう、たまらん。
強引傲慢かとおもいきや微妙にヘタレで、アオリにもなっていた決め台詞で受と一緒に私もノックアウトされてしまったのでした。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

恩師の紹介で貧乏法律事務所に助っ人に来たエリート弁護士の准己。気は進まなかったものの引き受けた理由は一つ、大学卒業後もなぜか忘れられずにいた啓がいたから。だが想像以上に仕事内容はお粗末、環境は劣悪で、肝心の啓とも方針が合わずに口論ばかり。普段は傲慢な准己だが啓にはどうしても強く出られない。そんな時、所長の田上が倒れ、二人でワケありの事案を担当することになり……。弁護士シリーズ開幕!!

仕事関係の描写も押さえるところは押さえつつメインは恋愛で攻の性格が超好み。
いやー、楽しかったっ! 癒されました。
私は攻が好みだとツボにはまり、受が好みだと萌える傾向にあるようです。
この作品は、攻にばっかり目がいって受の影は薄かったような気がします。
基本、攻視点だったので、ある程度は仕方ないんでしょうが……。

啓への恋心を自覚していく准己、啓が働いているからというだけで、肌に合わない貧乏事務所で文句垂れつつも健気に働く准己、酔った勢いがないと惚れた男を押し倒す決心すら付けられなかった微妙にヘタレの准己、自分と性格そっくりな啓の元彼女にあからさますぎる嫉妬心を剥きだしにする准己。
いや~、可愛い可愛い!

そしてこの微妙にヘタレな攻の、告白後のセリフが、

好きだって言えよ。そうしたら、俺は何だってしてやる。あのクソボロい事務所で、国選弁護でも離婚協議でも何でも引き受けて、お前が困ってる時は全力で助けてやる。――今回のように」

傲慢なんだか健気だか照れてんだか、なんか色んな感情がごちゃごちゃになったこのセリフがめっちゃ好きです。

3部作だそうですが、これは純粋に続きが楽しみ。

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