「なぁなぁ! 昨日ねーさんのブログにコメントしてん!」

「ああ……来てたな。なに、最近当たりないん? あんなに買ってんのに

「ないよーないの!! ねーさん榎田さんの新刊は?」

「はいよ」

「あ~……そうよイラスト……蓮川さんのBLが……」

って、今回の新刊のイラストは蓮川さんじゃなかった気が?
どこ見てるんだ妹よ。
(おそらくは巻末の広告)

そしてこの直後、我が妹は、頭湧いたんちゃうか、というくらいあり得ないハイテンションで熱くボーイズラブについて語り出しました。

隣に座っていた弟はそそくさと席を立ち、母は苦笑しながら沈黙を守ります。
父がいたらまた変態変態と連呼してくれたことでしょう。
とりあえず、スイッチの入った妹を止める人間は我が家にはいません。

「もーほんま私、イラストが良かったらすべて許せる気がするねん!」

「気のせいなんちゃうの?」

「そんなことないっ! イラストが蓮川さんならどんな文章でも美文に見える!」

視力測り直してメガネ買い換えろよ。
と思いましたが言うだけ無駄なので黙ってました。

「てゆーか私。最近ストーリーも脳内変換できるようになってん!」

「……はい?」

妹「萌イラストさえあれば、マイ理想のBL展開が描ける!


いやもうそれ、文章……というか小説いらないんじゃないのかおまえ

「もういっそおまえ、自分で書けば?」

心からそう思いましたとも。
なんなら私が忙しい間、このブログ更新するか?


ちなみに、
『本能が騒ぐBLが少なくって』
などと言った舌の根も乾かぬうちから、

「昨日買ったんやけど、これよかってん!! 超好み!
  この人、貴族ものよりこーいうのの方が面白いと思うわ!!」

と、心底嬉しそうに読み終わったばかりの新刊本を差し出して下さいました。
今、なんかありえない、というか信じがたい理由で暇なので、早速読んでみたいと思います。

ボストン探偵物語ボストン探偵物語
遠野 春日 巴 里

講談社 2006-08-02
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追記
↑読みました。
やっぱり妹とはどこか萌ツボがずれているらしいと再確認。
なんというか……さらっと読めてさらっと記憶から飛びそうというか。
だって、好みのカップルの絡みというか登場シーンが、
あっさりし過ぎててもの足りなかったのです。
探偵と助手の過去話なら萌えそうかなと思いました。

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