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ボーイズラブ・レビュー(コミック)
気付いたら新刊出てました。
……。
1冊前で完結していると思ってたんですよ。
すっごく中途半端なのは理解していたけど、まぁBRONZEだし、主人公が恋人殺人未遂の上逮捕されてるくせに「俺たちにはこれからがある」とか言ってたし、よく分かんないけど、これからなんか頑張るんだろうなー。
もう会えないけど遠いところで頑張って幸せになってくれよな。
という気分で、思い出の1ページにすべく古典特集に放り込んでいたのです。
しかし。
尾崎南さんにそんなつもりはなかったのです。
仕事でへろへろの私に爆笑という手土産をひっさげて、BRONZは帰ってきました。
以下ネタバレ妄想注意!
ご存じない方のためにごく簡単にこのコミックを説明させて頂きたいと思います。
昔、キャプテン翼という週刊少年ジャンプで連載されていた漫画が腐女子の同人魂に火をつけ、キャプ翼同人が同人界に大量発生しました。このビッグウェーブに乗って世にデビューしたのが尾崎南さんです。私の同人デビューも、友人に借りた尾崎南さんのキャプ翼同人でした。
(ちなみに川原つばささんや茅田砂胡さんも、現在出版されている私が大好きなシリーズの原形を、キャプ翼同人誌として発表されています)
初めはキャプテン翼のキャラを使って、尾崎南さんはボーイズラブと呼ぶにはぬるすぎるような男同士の命懸けの恋愛を描き、それが大変な人気となって最終的には商業出版という形になります。
商業誌のシリーズ1作目のタイトルは「絶愛」。
プロミュージシャンとサッカー大好き少年の恋愛模様ですが、客観的に見てはじめの方はミュージシャンのストーカー行為が満載でした。
4冊目にいたって強姦騒ぎ、あれよあれよと言ううちにシリーズが移ってBRONZEの連載が開始。トラウマ持ちのサッカー少年は立派なプロサッカー選手になり、ミュージシャンとはいつの間にか恋人同士に。
しかし彼らの恋愛はものすごい方向にエスカレートし、気付けばミュージシャンの左腕はない(不注意でなくしたと世間に説明。ありえねぇ)しサッカー選手は足の怪我を2回繰り返して選手生命は絶望になってるし、ミュージシャンの実家(剣術の家元でなんかとにかく伝統と金が有り余ってるすごい家)はうるさく口を出してきて問題を引っかき回すし……。
正直なところ、
主人公が死ぬ前になんとか綺麗にまとめて終わればいいのに。
というのが最近の偽らざる本音というやつでした。
何故か話が進むごとにボロボロになっていく主人公を見るのは忍びありません。
しかし私のそんな淡い希望をよそに、BRONZE新刊発売。
もうね、ホントに笑えて笑えて仕方なかったのですよ。
シリアスのハズなのに!
紹介文に、
晃司に偽の旅券と本物そっくりの腕を与えたDr.緋奈とは一体何者なのか…。秋人殺人容疑で晃司が逮捕され、南條家の悲劇が続く中、Dr.緋奈の魔の手が晃司達を更なる奈落へ誘う…!?
とあるのですが、ここにもあるDr.緋奈。
なんでこんなツッコミどころ満載のキャラがこんな大事なところで湧いてくるのかがもう理解不能です。
Q. Dr.緋奈ってどんな人?
A. イングランド出身、イギリス人と日本人の母を持つ現在アメリカ国籍。すべてのスクールをスキップし、ハーバードとMITを史上最年少で卒業した天才児。その多岐に渡る才能でFBIやCIAに捜査協力し難事件を次々に解決。NASAの研究開発にも貢献し、最高の軍事衛星を打ち上げたことにより軍や政治にも関与。歴代大統領のスーパーアドバイザーとして裏から助言しているという噂有り。
「僕の一言で、合衆国大統領の首を刎ねることもできるんですよ」
とは本人談の妄想にしか聞こえません。
また、至近距離から拳銃で頭狙ってぶっ放されてもとっさに避ける人間辞めてる反射神経の持ち主で、本人曰く不死身。
つーかさ。大統領に裏からアドバイスするのは勝手ですけど、その頭につけてるサポートセンターのねーちゃんみたいなインカムはなんとかならんのか。
裏からとか言ってるくせにめちゃめちゃ目立ってますやん!
他にもっと目立たない高性能なのつくれよ、ハーバードとMIT首席で卒業して軍事衛星まで打ち上げる天才なんだからさ、小道具ぐらいもっとマシなの使えばいいのに。
何十年間も死にかけた男を監禁していたぶるような変態に首を飛ばされたんでは、大統領も浮かばれません。
この男は明らかに設定ミスでしょう先生!!
肝心の晃司と拓人の愛は前半、夢と幻がミックスされてエンドレスループ。
もう良いよ、頼むからなんか行動しようよ。
と焦れ始めたところで殺人未遂で逮捕されたはずの晃司がジャラジャラ鎖で繋がれたまま拓人達の前に連れてこられ、いろんなどさくさに紛れて逃亡。
これだけ法律破ってやりたい放題やった挙げ句逃亡して
「逃げるんじゃない 希望への歩みだ」
とは、ちょっと厚かましすぎやしませんか。
そして巻末の作者コメントに茫然自失。
「何度も言うようですが、これにはENDマークが付くことはありません。
では、いつ終わるのか?
多分、私の魂が死んだ時でしょうか。
肉体は滅んでも魂は永遠らしいから。(くさいっちゅ~ねん・笑)」
ちょっと待ってぇぇぇぇっ!!!!!
自主ツッコミするとこはそこじゃない!!
そんなプロ意識皆無なことをあっさり堂々と宣言してどうすんですか!?
というか何度も言ってたのか……。
多分私も読んでいたんでしょうが綺麗に脳内抹消されていましたよ。
魂は永遠とか眠たいこと言ってないでちゃんとさっさと終わらせてお願い。
あと絵は昔の方が好きでした………………。
![]() | 絶愛―1989 (1) 尾崎 南 by G-Tools |
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アキミ












