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I’m home―魚住くんシリーズ・メモリアルI’m home―魚住くんシリーズ・メモリアル
榎田 尤利

光風社出版 2002-12
売り上げランキング : 36,001

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ボーイズラブの中でも屈指のレベルを誇るシリーズの完結記念本です。
初めてこのシリーズの文庫を読んだ時は衝撃を受けました。
面白くて。

魚住君シリーズ。全然話は軽くないし、主人公は不幸の大盤振る舞いの美青年だし、エッチも巻が数冊進むまでないけども、シリーズがまだ出揃っていないことからずっと私の本棚では殿堂入りしております。

このI’m homeも、発売日に購入しましたが、現在絶版だか品切れだかで正式には流通していないようです。
復活交渉中ということで投票が開始されているようなのでよろしければご協力を。



ちょっと登録しないと駄目だったりと手順が面倒なのですが、私もポチッと微力ながら投票して参りました。読みたい本が絶版だと悲しいですものね……。



以下ネタバレ妄想注意!





紹介文と目次。


留学後の魚住たちのメールのやりとりをちょっぴり拝見! 書き下ろしショートコミック、イラスト満載のストーリーダイジェスト、魚住基礎用語集など、気になるその後の魚住たちの様子をお伝えする完結記念本。

E‐Mails
スペシャルコミックA HAPPY NEW YEAR
登場人物相関図
登場人物紹介
ストーリーダイジェスト
年表
魚住くんシリーズへのメッセージ
魚久基礎用語
魚住くんシリーズの登場人物に聞く(ちょっと無謀な)人生相談
深層キャラクタータイプ診断
榎田尤利に101の質問
あのお料理のレシピ

あと、目次に載ってないですが巻頭にフルカラーショートコミックが4ページほどあります。ギャグです。



E‐Mailsは、完結後の彼らの様子が覗き見れる感じでお得な感じでしょうか。
面白いとか感動すると言うよりは、懐かしいなぁと思わされました。


スペシャルコミックA HAPPY NEW YEARは、離れてても上手くやってる魚住と久留米が見れて幸せです。


登場人物相関図、登場人物紹介、ストーリーダイジェスト、年表、魚久基礎用語あたりは、文庫でストーリーを暗記するほど読んだのでスルー。
でも、文庫に入っていないイラストなんかは目に楽しかったです。イラストレーターの茶屋町勝呂さんの絵が好きなので、イラストギャラリーとして楽しみました。


そしてなんといっても笑えたのが魚住くんシリーズの登場人物に聞く(ちょっと無謀な)人生相談と深層キャラクタータイプ診断です。
QAは、だいたいどの特集本でもあると思うのですが、キャラの特徴が上手く出ている回答で面白かったです。サリームが日本に来た時、間違って作った日本の料理とか。サリームには見事に料理関連の質問が集中。でも久留米に恋愛相談するのはどうかと思う……黙って聞いて不器用な答えをくれそうでそのへんは嬉しいと思うんですが。
で、深層キャラクタータイプ診断。
どの辺が深層なんですか、モロ直球じゃないですか質問内容!!
だいたい質問を見たら、あ、これは誰のことだなって言うのが分かります。
ちょっと私に当てはまったものを抜粋してみますと。

・外回りの仕事より、デスクワークが好き。
(自他共に認めるインドア派なので)

・素直に謝られると、強く出られなくなる。
(死人に鞭打つのは趣味じゃなく……ってちょっと違うか。)

・母親ととても気が合う。
(一緒にBLを読む中ですから。)

・友人は少ないので大事。
(大事にしてるでしょ? ……NOは認めません。)

・薄力粉と強力粉の違いが良く分からない。
(よくというかまったくわからん。みんな小麦粉じゃないの?)

人から良く食べ物を与えられる。
(昔の名残か? 中・高の時はいつも餓えていた気がします。友達の弁当とかもらって食ってたしな……よく、「ほら食え」とか言ってみんなが色んな物をくれます。そんなに腹減らしてそうなんでしょうか私。)


ちなみに真面目にY/N回答して最後の診断表と睨めっこした結果は、
なんと魚住君タイプでした。つっても当てはまってたのって2つだけなんですが。
あとは久留米タイプとサリームタイプが1つずつ。
当てはまっている項目自体が少なかったです。

だって、質問事項に、
何だか自分の周囲で、いなくなる人が多い
とかあるんですよ……これだけ見たらどんな怪奇現象かと思います。


榎田尤利に101の質問は、個人的に興味深く読みました。
好きなシリーズを書かれている筆者がどんなこと考えているのかとか、割と気になる人なので。


あのお料理のレシピ
ここになんでタルトタタンがないのかしら。
どうしても食べたかったので妹に作って作ってとごねて紅玉を買ってきて、作ってもらったのですよ。

そしてら死ぬほど甘ったるかった!!!

見たレシピが悪かったのか妹が下手を打ったのかは不明ですが、ちょっと恐ろしいシロモノに仕上がったのです。しかも調理していたキッチンは砂糖とりんごを煮詰めた匂いが充満していて匂いだけで胸焼けしそうでした。
もう食べたくない……。と心底思いました。
上品な酸っぱさを兼ね備えたおいしいタルトタタンなんか存在するんでしょうか。


こんな感じの内容です。
なかなか充実した内容なので是非復刊されますように……。

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