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麻生 玲子

集英社 2004-10-01
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水の化石 彩度ゼロの奇跡 永遠に似た瞬き


ボーイズラブ・レビュー


コバルトBL4・5・6・7冊目。 これまで読んだコバルト・ボーイズラブの中では一番ヒットでした。
タイトルも何か良い感じです。
内容はせつなく静かな恋愛。
しかも大学生同士と、年齢もなかなかに私好みで素敵でした。
4冊でシリーズ完結しています。
さらっと一気に読めました。





紹介文です。



一万年前の水みたいに、天然できれいなあいつ。 出会いは飛行機雲だった。ひとりで好きなことをやり、だけど憎まれもしない不思議な存在の白川。しかも時々、行方知れず。西野はそんな彼のことが気にかかっていたが…。純情放浪ボーイズラブ。


初めてキスするのに1冊。
コトに及んだのが3冊目。
ゆっくり恋愛してますねー大学生!

頭の良い不思議な性格の美人という受が良いのです。
ミネラルをーターの水の説明に一万年前の水だと書いてあればそれを見に行くために大学を休んで一週間音信不通になり、水の化石を見ると行ってはまたふらりと消え……。
コイツ絶対会社勤めとかできないよ~という感じの性格です。
逆に攻は地に足のついたタイプで、なかなかバランスが取れてます。

お互い惹かれ合って、話すようになって、一緒にいる時間が長くなって、恋人になってキスするようになり……と、恋愛のお手本のような順番で感情の変化があったりお互いの関係が変わっていったりします。

特筆すべきは、4冊のシリーズの中で大きな事件らしい事件がまったく起こらないと言うこと。小さなあれこれはなきにしもあらずですが、あまりに淡々と話が進んでいきます。
それで4冊読まされるんだから凄いよな、とも思いますが。
でもこれ、まとめて読んだからしっとり良い感じの落ち着いた話だったなー、となりましたが、リアルタイムで追いかけてたら、うっかり新刊発売されているのを見落としてしまいそうです。

読み始めと読み終わりで感情の変化がここまで少ない本も久しぶりな気がします。
なんというか……精神安定剤のような感じの作品でした。
これが、ドントウォーリーママの時なんかだと盛大に悶えましたからね……。

実際するならこんな恋愛が安定していて良いのかな? と思います。
激しく疲れている時とかには紅茶でも淹れてゆっくり読むと気持ちが落ち着きそう。
周りの人たちもいい人で、本当の悪意を彼らに向ける人はいません。
みんなに祝福されて、ライバル候補もライバルにはならずにおめでとうを言ってくれて、みんな幸せになれて良かったね……って。
うーん。幸せな夢見てるみたいですね。

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