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ボーイズラブ・レビュー
コバルトボーイズラブ・3冊目です。
とりあえず感想の前に一言叫ばせて下さい。
「いぢめ」という表記は即刻止めてぇ!
普通にいじめるって書いて下さい……。
違和感ありすぎで、文章に出てくるたびにそこでリズムを崩されました。読みにくい。だいたい「いぢめ」って誤記ですよ。わざとっていうのは分かるんですけど赤ペン入れたい衝動に駆られて大変なので是非、凝るのは別の表現にして下さい……。
(「私ゎ最近思ぅんですょね」みたいな書き方する生徒が中高生を問わず増えてて非常に頭が痛いのですが、コレって流行りなんですかね? これと同種の文章に見えて気持ち悪かったんです「いぢめ」)
この作家さんの作品はもう1冊、「ドラマ。」を買ってあるのですが、まさかそれも「いぢめ」とか書いてあるんでしょうか。
ここ数日、集中的にコバルトBL読んでるのですが、色々考えるこなどあったので、またそのうち書きたいと思います。
この作品は学生家庭教師×生徒というカップリングですが、さてさて。
泣かされたという意味は良く分かりました。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
アキは俺の家庭教師。口が悪くて態度もデカイ。時々、俺を抱く。「男なんて嫌なんだよ」とか言いながら、馬鹿にした抱き方で。でも俺は本気でアキのこと、好きで。振り向いてほしくて、触れてほしくて。募る想いで胸は苦しくて。ハッピーエンドのありえない恋ならせめて「受験が終わるまで俺のそばにいてください…」。BL期待の新旗手が透明な言葉で紡ぐ、切なさ&愛しさ100%の恋物語。
コバルトBL、せつないの好きですね~。
「ぼくはここにいる」とは違っていきなり冒頭からエロシーン入ってるんですが、びっくりするぐらいエロくなかったです。萌えねぇ……。
正直に言うと、今回の攻は私好みじゃなかったのです。最低レベルです。
言って良いことと悪いことがあるだろと何回突っ込んだでしょう。
冒頭の、しょっぱなのエロシーンで、
「抱きたくもない身体抱いてやってるのに」だの
「男の身体なんか抱いたって、別に気持ち良かないんだよ」だのと。
馬鹿野郎!
抱きたくもないし気持ちよくもないのに機嫌良くおっ勃ててんじゃねぇよ!
しかも読み進めて分かったこと。
はじめに誘いかけたのは、暴言吐きまくってる攻であるという事実。
そして極めつけのセリフが、
「男なんて気持ち悪くてレンアイなんてゴメンだね」
です。
喧嘩の最中の売り言葉に買い言葉とはいえ、これ言っちゃいかんでしょう。
地雷ですよ地雷!
こんな身勝手男のどこを好きになったのかが分かりませんよ美里くん。
で、その美里くんが攻・アキへの当てつけに抱いた女の子が妊娠したのしないのの騒ぎでがっくりきました。結局、美里の子供ではなかったんですが、女の子は子供堕ろしちゃったんですよね。お、重かった。ちょっとこのあたり、読むのが辛かったです。
こんな感じで、言いたいことは山ほどあって、何だかなぁという感じだったのですが、全体としては良かったのです。
ひとつの恋愛としてしっかり始まりから最後まで書ききってあって、泣かせてくれます。私は泣けませんでしたが。「別れてそこで終わりじゃない」とは作者の言葉ですが、それがきっちり、1冊の中に詰まっています。
何から何まで気にくわない攻男でしたが、最後の方で美里くんの父親に対する態度は立派だったと思います。
読了後、こんな恋愛もあるよね……。
としんみりした気分にさせてくれる作品でした。
でも、私がBLに求めたいモノはこの作品にはなかった気がするのです。
面白かったし、投げたくなったわけでもないし、エロさえあれば良いというような小説でもなく、しっかり書くべきは書いてある、ボーイズラブとしての完成度も高い方だと思います。ついでに言うと、せつない話自体は大変気に入ったのですが。
難しいなぁ。
↓WEB拍手です↓
アキミ












さて、先日からコバルト文庫特集(勝手に名付けてすみません)をなさっていて、興味深く感想を読ませて頂きました。
いきなりこの場で申し訳ありませんが、少しだけ勧めさせてください。それは、花衣沙久羅(著)の『蜜柑』と『エデン』です。
前者は、花衣沙久羅氏の著作のなかでも雰囲気が違って、なかなか重いです。後者は、…ファンタジー切な系…です。
乱文、失礼いたしました。