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↓シリーズ再開された新書版。
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ボーイズラブ・レビュー
例によって例の如くというか。
角川ルビー文庫さんで出ていた「ゲーム」シリーズは、
タイトル表示を含めて3冊、出版されていたんですが、
品切れだそうです。なんてこったい!
なんか、レーベルを改めてシリーズが再開されている模様。
画像つきの2冊は、まだ在庫があるみたいなので、
上のリンクからちゃんと買って頂けます。
でもですね……。
もちろん、再開された方のシリーズもなかなかのものなんですが、
やっぱりルビー文庫から読んで頂きたいのが勧める側のファン心と申しますか。
別に新書バージョンが面白くないってわけではないのですが、
やっぱりほら、物事には順序というものがございますので。
ミステリ仕立てのボーイズラブなんですが、
ちゃんと読ませてくれます。
4人のレギュラー主人公がいまして、
それぞれそこそこのお家の少年たちなんですが、
なかなかのくせ者揃いなのです。
なんで学校の授業中に指名されて、
次の競馬の話題を振られたと勘違いできるんだよ。
(青春時代を何にかけるか、という議題だったのに、
話を聞いて無くて、教師に「何にかけるか答えろ!」
といわれて、競馬を連想した連中です……アホ)
医者の息子(攻1)に警備会社社長の息子(受1)、極道の親分の息子(攻2)に、
極めつけが大財閥の跡取り息子(受2)。
なーんで4人が4人ともホモになっちゃうんだ。
面白いから良いけど。
とりあえず、シリーズ第1作の話で紹介を進めていきたいと思います。
いや正直、面白かったんですよ。けっこうマジで。
でも古本屋さんで探してくれとしか言えない現状が虚しい。
春いちばんといい、しっかりしてくれよ角川さん!
とりあえず古本屋さんの検索リンクページも貼っておきます。
何冊買っても送料280円だそうです。
古本で探す
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文、いきます。
学年首席で性格の悪い明智律朗。
武道全般で段を持つ五十嵐仁。
人の好い資産家の御曹司、東城雅。
そんな友人達に囲まれて、雑草のごとくしぶとく生きてる口の悪い美少年、
桐野一成がダイヤの盗難事件に巻き込まれた。
事件の謎解きと解決の報酬に一成に迫り始める律朗。
クールな外見を持つ親友の豹変した態度に戸惑う一成だったが…。
律朗と一成、2人の恋の勝敗は!?
ミステリータッチな学園ラブ・ストーリー。
ダイヤ盗難事件を、高校生4人組がそれぞれの特技を活かして見事解決してしまいます。
そもそも、一成の父親(警備会社社長)が、
警備を頼まれていたダイヤがなくしたのがことの発端。
こんなことが表沙汰になったら、会社の信用は失墜してしまう!
という状況で、その宝石屋の息子が、一成の身体目当てに父親に取りなします。
「この警備会社の息子は僕と同じ学校の後輩だし、どうか内々に収めてよ父さん」
といった具合であります。
その程度で高校生の息子に丸め込まれる親父もどうかと思いますが、
姑息な真似してまで男の後輩を手込めにした息子も息子です。
そして、父親と会社の命運を盾に取られた一成は、
宝石屋の息子においしく頂かれてしまいます。
それを知って激怒したのが、前から一成を狙っていた親友で、
学年首席の明智律朗。
一成の気持ちを考えてずっと我慢していたのに、
どこの馬の骨とも知れない野郎に先を越されてしまった!!!
こんなことならもっと早く手をつけていればっ。
と、怒り心頭。
復讐目当てにダイヤ事件を解決することにします。
はっきりいって、かなりのパーセンテージが私怨で占められていたと予測されます。
そして、残りの二人も、それぞれやってみたいこともあり、
律朗の立てた作戦に賛同。
一成はもちろん、謂われのない濡れ衣でやられちゃったわけですから、
否やはありません。
色んな意味で高校生離れした4人組は、
それぞれの得意分野を活かして精力的に動き回ります。
擬装誘拐にハッキング、大量に人質とってエレベーターに閉じこめ、
宝石屋の息子をこらしめ、宝石屋からは1億円を奪い……。
断言しますが成人が同じことやってバレたらえらいことです。
犯罪に片足どころか頭の先までずっぷり浸かるような手段でもって、
彼らは事件を解決します。
そりゃま、細かいツッコミどころは山ほどありますけれども。
万事オッケー。
無視できます。
面白いですから。
だいたい、どの話も、こんな感じのミステリ仕立てになっております。
それに絡んで男同士の恋愛が発展していくという仕掛け。
親友→友達以上恋人未満→恋人
という手順がきちんと守られていて、
ボーイズラブとしても素直に楽しめる作品だと思います。
角川さん!
面白いので是非再版して下さい!!!!
学年首席で性格の悪い明智律朗。
武道全般で段を持つ五十嵐仁。
人の好い資産家の御曹司、東城雅。
そんな友人達に囲まれて、雑草のごとくしぶとく生きてる口の悪い美少年、
桐野一成がダイヤの盗難事件に巻き込まれた。
事件の謎解きと解決の報酬に一成に迫り始める律朗。
クールな外見を持つ親友の豹変した態度に戸惑う一成だったが…。
律朗と一成、2人の恋の勝敗は!?
ミステリータッチな学園ラブ・ストーリー。
ダイヤ盗難事件を、高校生4人組がそれぞれの特技を活かして見事解決してしまいます。
そもそも、一成の父親(警備会社社長)が、
警備を頼まれていたダイヤがなくしたのがことの発端。
こんなことが表沙汰になったら、会社の信用は失墜してしまう!
という状況で、その宝石屋の息子が、一成の身体目当てに父親に取りなします。
「この警備会社の息子は僕と同じ学校の後輩だし、どうか内々に収めてよ父さん」
といった具合であります。
その程度で高校生の息子に丸め込まれる親父もどうかと思いますが、
姑息な真似してまで男の後輩を手込めにした息子も息子です。
そして、父親と会社の命運を盾に取られた一成は、
宝石屋の息子においしく頂かれてしまいます。
それを知って激怒したのが、前から一成を狙っていた親友で、
学年首席の明智律朗。
一成の気持ちを考えてずっと我慢していたのに、
どこの馬の骨とも知れない野郎に先を越されてしまった!!!
こんなことならもっと早く手をつけていればっ。
と、怒り心頭。
復讐目当てにダイヤ事件を解決することにします。
はっきりいって、かなりのパーセンテージが私怨で占められていたと予測されます。
そして、残りの二人も、それぞれやってみたいこともあり、
律朗の立てた作戦に賛同。
一成はもちろん、謂われのない濡れ衣でやられちゃったわけですから、
否やはありません。
色んな意味で高校生離れした4人組は、
それぞれの得意分野を活かして精力的に動き回ります。
擬装誘拐にハッキング、大量に人質とってエレベーターに閉じこめ、
宝石屋の息子をこらしめ、宝石屋からは1億円を奪い……。
断言しますが成人が同じことやってバレたらえらいことです。
犯罪に片足どころか頭の先までずっぷり浸かるような手段でもって、
彼らは事件を解決します。
そりゃま、細かいツッコミどころは山ほどありますけれども。
万事オッケー。
無視できます。
面白いですから。
だいたい、どの話も、こんな感じのミステリ仕立てになっております。
それに絡んで男同士の恋愛が発展していくという仕掛け。
親友→友達以上恋人未満→恋人
という手順がきちんと守られていて、
ボーイズラブとしても素直に楽しめる作品だと思います。
角川さん!
面白いので是非再版して下さい!!!!
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アキミ