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ボーイズラブ・レビュー
私の大好きなメディカル・ボーイズラブでございます♪
以前新書で出ていたんですが、このたびめでたく文庫落ちが実現致しました。
っていっても、もうちょっと前の話ですけれど。
実は今、集中豪雨よろしく春原いずみさんの小説を立て続けに読んでおります。
なのでこの後数回は、彼女のボーイズラブ小説のレビューが続きます。
(その後、本腰を入れて「東京ナイトアウト」をはじめとする、
川原つばささんの小説レビューの攻略にかかります。
彼女のボーイズラブは全制覇の予定ですから!)
さてさて。春原いずみさんは、この世界では、
かなりの老舗に分類される作家さんになってきたのではないでしょうか。
ポンポン受けと攻めの視点が入れ替わるので時々とまどいますが、
おおむね読みやすい文章でお書きになります。
このシリーズは彼女の代表作とも言える外科医×内科医の、
ある意味メディカル・ボーイズラブの王道を行く小説でしょう。
私はこのシリーズが一番好きです。
何がって受けの性格がモロ好みですから!
強がりのクールビューティ。
とっても素敵でございます。
良いんですよ。
強がって意地を張って、何が何でも自分の力で前進しようとする人間って、
見た目不様でもかっこいいんです。
んでもって、ぽろっと見せる弱味に、
攻め男と一緒にクラッとくる
わけなんですね。あはは。
我ながら良い趣味してます。
以下ネタバレ妄想注意!
はい、まずは紹介文をどうぞ。
若手ながら優秀な整形外科医・吉永辰也の勤める喜多野記念病院に、
内科医・内海尚之が赴任してくる。
だが、短気で熱血な吉永とクールでシニカルな内海とはそりが合わず、
ことごとく反発し合ってしまう。
そんなある日、内海が習慣性の脱臼に、人知れず悩んでいることを吉永は知る。
整形外科医として内海に手術を勧め、担当医となった吉永。
内海の診療を通して二人はだんだんと惹かれ合っていくのだが…。
もちろん、外科医の吉永が攻めでございます。
いいですよ~。
彼の口説き文句!
「両手で、俺に抱きつけるようにしてやるよ」
受けの内海は、脱臼が癖になってしまって、右肩にはあまり負荷を掛けられないのです。
手術可能な病気ですが、百種類以上ある術式のどれひとつ完璧でないということから、
手術を躊躇っていた内海に対して、「絶対に治してやる」等とともに吉永が言った台詞です。
モロ誘ってますよねぇ。
そして、内海の台詞もふるってます。
肩に手術の傷跡が残ってしまったので、
形成(形成外科のことと思われます。整形じゃないよ~)で目立たないようにするか。
と吉永が言うと、
「君が残した傷なら、そのままでかまわない」
おうおう! ラブラブじゃん!
初めは喧嘩の売り買いが患者のカルテを介して壮絶に展開され、
互いの腕を試すようなことをしていたとはとても思えません。
内科と外科の対立は、外部の人間も伝え聞けるほど有名ですが、
それを上手く利用できた一例じゃないでしょうか。
つか、患者使って喧嘩すんのはやめれ、頼む。
作者は病院関係者だけあって、病院内のシステムや治療の描写にはやたらリアリティがあります。
冒頭で、指詰めちゃった893のおにーさんの指を、
局部麻酔なしで処置
しちゃったとこなんて……えげつないコトしますよね……。
麻酔なしでグチャグチャの末端神経いじくんるですよ?
軽く死ねる……。麻酔なしって、ピアス開けるんじゃないんだから。
とにかく、ボーイズラブには必須のラブラブ度でも、ストーリィとかリアリティの面でも、私の好みを直撃してくれている素敵な作品でございます。
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アキミ











