ボーイズラブ作家紹介

彼女は、かなり思い入れの深い作家さんのひとりです。
それは下で書くとして、まず公式データ(?)をば。
ある程度正確だと思いますが、間違ってるよ!
と言う場合は遠慮なく指摘してやって下さいませ。

作家名:川原つばさ(藤村紫)

1992年にE・C・β(イー・シー・ベータ)で商業誌作家としてデビュー。
デビュー前はキャプテン翼で同人誌を発行していたようです。
私も何冊か所有してます。というか集めました。
現在、2つのペンネームを使い分けてボーイズラブ小説を執筆しておられます。
最近は藤村名義で書いていた作品を川原つばさ名義でリメイク出版をはじめるなど、
ペンネームの統一を図っているっぽいです。

彼女の小説は、まずキャラクターーありき、です。
とにかく、キャラ立ちした小説を書く人です。
文章は普通でしょうか。(上手い下手が良く分からない)
とりあえず、一人称も三人称もすごく読みやすいです。
キャラがちゃんと小説内に息づけば、ストーリーは後からついてくるぜ!
と言うタイプの作家さんだと思ってます。
たぶん、はじめにきっちりプロットとか立ててないんじゃないでしょうか。
(勝手な想像ですが)
なんか、ほんとにキャラクターが走っている感じがします。
だからというか、キャラを作り損ねると、小説が不完全燃焼気味になるようです。
続きのじれったいのがいくつか途中で発刊が止まってます。
……と思ってたら、いつの間にか完結作品群に混じって絶版に。
凹みました…そっか、売れなかったのか…キビシイ業界だ…凹。


既刊一覧
作品タイトル 巻数 出版社
・E・C・β 全3巻(絶版) 桜桃書房
・レーシング・ジェネレーション 全4巻(絶版) 小学館パレット文庫
・ゴールデン・ルール 全4巻(絶版) 角川ルビー文庫
・フィメールの恋夜 1巻(絶版)
・東京ナイトアウト( 全4巻
・東京ナイトアウト番外 スイート・ステップ 番外編1巻
フロントバック 番外編2巻
sweet diary kiss 全3巻
・セットミーフリー 1巻(絶版)
・プラトニックダンス 全6巻
(初出は青磁ビブロス)
徳間キャラ文庫
・泣かせてみたい 全6巻
・泣かせてみたい番外 ブラザー・チャージ 番外編1巻
キャンディ・フェイク 番外編2巻
・天使のアルファベット 全1巻
・カラッと生きろ! 1巻(絶版) 集英社コバルト文庫
・邪道(新書バージョン) 1~6巻(絶版) 青磁ビブロス・BBN
・邪道(文庫バージョン)
1~4巻以下続刊 講談社ホワイトハート

このうち、フィメールの恋夜と邪道の新書バージョンが藤村名義で出版されています。 (邪道は文庫落ちの際、川原つばさ名義に変更)
もうホント、ボーイズラブ作家さんの中では一番好きなんじゃないでしょうか。
初めて読んだ彼女の作品が邪道でした。
沖さんのイラストで表紙買いしたのがきっかけです。
邪道は、今彼女の著作の中で一番続きが気になっているのですが、
色々ごたごたがあった挙げ句に出版社を移動、1巻からリメイク出版開始と、
当分話が進んでくれそうにありません……。
でもリメイクは加筆訂正が山ほどあって、それはそれで垂涎モノだったりします。
また作品別のとこで熱く語る予定ですが、
カップリングといいファンタジー設定といい、私のストライクゾーンを、
これでもかというほど直撃してくれた作品です。

はっきり言いますが愛してます


そして。
なぜ彼女に思い入れが深いのかと言いますと。
邪道の次に読んだ東京ナイトアウトが原因なのです。

私はこの作品において、ほとんど生まれはじめて、

























キャラ萌え




なる現象を体感したのです!
衝撃でしたね。
これまで、登場人物の誰々が好き、とか、
スト-リーがすごく好き、とか、
続きが気になって仕方ない!!
ということは一般書籍、ボーイズラブを問わずに、比較的良くあったのです。


しかし。
萌えなる感情を自覚したのはこれが初めてでした。
これまで、よく友人なんかが○○に萌え!
とか絶叫しているのを横目に、「好き=萌え」でしょ?
とすましていたのですが、







ぜんぜん違うんですよ皆さん!

ええ違います。
好き=良いなぁ、気に入ったなぁ、愛しちゃってるわ~。幸せになってね~。
という、キャラクターに対する非常に好意的な感情だとすると、

萌え=見てるだけで何だか動悸が激しくなってきました。
気付くと顔の筋肉がゆるんでヨコシマな笑みが浮かんでます。
むしろ結婚して下さい!もしくは恋人で! 
というか貴方が作中で幸せになってくれるんなら五体倒地して祈っても良いわ!
そしてかなった暁にはシャンパンで乾杯するわ!
そう、彼の誕生日にはシャンパンとケーキで祝い、
彼の幸せを想像しているといつの間にか妄想に走り……
つまり、理性が軽く飛びます。
2次元と3次元の区別すら怪しくなります。

私は、好きの延長線上にあるのが萌えでないことを悟りました。
これはもう明らかに別物です。



そしてその、私を今も萌えさせてやまない彼の人は、

一樹・フレモント

といいます。
金髪ハーフの美形で、六本木の蝶々、マダムキラー等々の異名を持つ、
フェロモン垂れ流しの、シルクでレエスでバラな青年です。
親子ほど年の離れた男と大恋愛の末死別して、
現在その息子とおつきあいしているというすごい人。
ちなみに女性もOkな人です。
(でも女の子に乗るより車に乗ってる方が好きなんだそうな(^_^;))
とりあえず男女問わずタラしまくりの、とっても罪な人なのです。
そして受けキャラです。

現在進行形で萌えております。
引き返す気もありません(断)
リアル世界に彼が現れたら、迷わず彼氏捨てて愛人に立候補します。


そして、彼にそそのかされて、と言うわけではないですが、
川原つばささんのファンクラブにも入っちゃってたりします。
もうかれこれ5,6年になります。
企画とかすごく面白いのですよ。
ご自分で会社探して、作品に合う香水を調合したり、
香水瓶をオリジナルで作ったり、ハンドクリームを作ったり、
お茶会の催しがあったりと、実に多彩な活動をしています。

真面目な話、彼女(川原先生)の生き方とか考え方とかも、いいなぁと思ってます。
人生真剣勝負! 楽しんだモン勝ち!
というスタンスがとても好きなのでした。
とってもパワフルな作家さんです。

彼女の作品については、ほとんど全部1冊ずつ感想つけていきたいと思ってます。
同人誌まがいの文章も載せます。
もちろん、ほとんど一樹さん小説です。


今年は、川原さん、かなり大量の商業誌や同人誌を発表する予定だとか。
もの凄く楽しみです。
ナイトアウトのその後の長編とかも読みたいですし……。
期待がふくらみます。


川原つばささんの同人誌感想一覧はここからどうぞ(別窓)


というわけで、作家紹介一人目、終わります!

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手