裏切りの代償 ~真実の絆~ (リンクスロマンス)裏切りの代償 ~真実の絆~ (リンクスロマンス)
六青 みつみ 葛西 リカコ

幻冬舎 2014-11-28


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ボーイズラブ・レビュー


もう年末です。
恐ろしく時間が経つのが早いですね。

モフ新刊、ずいぶん前に読んでいたのですが、感想を書くタイミングがなかなか無くてこんなことに。
今年はBLに限らず、インプット(読む方)に精一杯でアウトプットの時間がなかなか取れずに、感想書きたい本をずいぶん流してしまいました。
もっと上手いこと時間を回せるようになりたいものです。

さて、今回の作品も前作に引き続きまして、モフ攻となっております。
聖獣×騎士ですね。
主従関係は逆ですので、下克上ラブでございます。
赤毛の眼鏡受ですよー!!!


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
インペリアルの聖獣として待望の初陣を迎えたアルティオは自分の“対の絆”である騎士リオンの不甲斐ない戦いぶりに頭を抱えていた。リオンは昔から魔獣殱滅の研究に没頭していてアルティオは放置されがちで、ずっと不満を抱いていた。初陣から一年と数ヵ月後『リオンは、正当な騎士候補から繭卵を横取りした卑怯者』というふたりの溝を抉るような噂が、帝都に流れる。噂の影響を受けたアルティオは彼に一層の不信感を抱き、距離を取るようになるが…。

騎士なのに武道がからっきしのリオンが不甲斐なくて仕方ないアルティオ(聖獣)というベースが全編に渡ってあります。
とにかく戦闘能力は全聖獣のトップだというのに、背に乗る騎士の戦闘能力ときたら地を割ってマイナスに食い込む勢いで残念です。戦闘に出たら敵を倒す前に気絶してしまうんですから、そもそも戦場に連れて行って良い男ではないのです。
でも、聖獣と契約したからには出撃しないわけにはいかない。
つらいところです。

リオンの真骨頂は研究者として発揮されるものであって、戦いにおいでではないのですが、アルティオはそれがもどかしくてなりません。
家族をすべて魔獣に殺されているリオンは、魔獣の研究に没頭する余り、目に入れても痛くないアルティオの世話すらおざなりになりがちでした。
愛情は溢れるほどあるんですが、発露の仕方が悪いというか、日本人でもないのに以心伝心に期待しすぎているというか。
すれ違いの切なさを味わいまくる羽目になりました。

そのせいで、アルティオを狙っていた元リオンの主人につけこまれて酷い仲違いをすることになります。
長く離れては過ごせない一対のハズなのに、心の距離がもどかしくて仕方ありません。
和解というか、相互理解に至るまでの道のりがなかなかハードです。

それでも最終、うまく収まってくれたのでやれやれ、というところでしょうか。

とにかくこの、産まれた瞬間に契約が成立するとか、騎士が死んだらほぼ間違いなく聖獣も死ぬとか、ペアの親和率で戦闘力が決まるとか異種間恋愛とか、ファンタジーならではの設定が熱すぎて、シリーズ丸ごと大好きすぎるのです……。
特に異種間恋愛とかもう好きすぎてヤバイです。

毎度、いろんな騎士と聖獣のカップルが登場してくれるので、次も大変楽しみです。

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