狼の嫁迎え (白泉社花丸文庫 た 4-2)狼の嫁迎え (白泉社花丸文庫 た 4-2)
高尾理一 沖銀ジョウ

白泉社 2013-12-20


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ボーイズラブ・レビュー


狼の妻籠みのスピンオフになります。
ボーイズラブでよくある、同一世界観のカプ違い。
でも前作のメインカップルも出てくるのでまったく別物でもない感じです。

BLでモフで狼なので設定からドストライクです、もうたまらん。
今回は海外の人狼カップルのお話になります。
純血の人狼×人狼で、12歳年の差の若干ショタですよー!!


紹介文です。
ロシアで生まれ育った椎名玲は、狼に変身する人狼だ。幼い頃から面倒を見てくれたアレクサンドルを恋い慕っていたが、ある事情で離れ離れになってしまう。「必ず迎えに行くから」そう言われて八年、玲は待ちきれずにアレクサンドルに会いにいく。ところが今や有名な企業家でロシア人狼族のボスとなった彼は、玲など知らないと言い!?『狼の妻篭み』で話題の人狼ワールド、再び登場!

幼馴染みの再会ネタですね。
よくある話ですけど、こちらはファンタジーで素敵に味付けされております。
受は人狼の中でもすごく珍しい、狼の姿で生まれてそのまま数年、人にならずに育った「戻り狼」と呼ばれる存在です。戻り狼には、生き血をすすればどんな怪我や病も治り、牙を削って飲めば寿命が延びて皮を被ったら狼になれるという、人狼一族が存在するBLファンタジーという中ですらファンタジックな伝承があります。
そのせいで受は命を狙われます。
受は避難の為に日本に預けられるんですが、まだ幼い彼を怖がらせないためにすべての事情を隠して移住させちゃってるんですよねー。
けっこう可哀想。

慣れ親しんだ環境や仲間、そして誰より大好きな攻様と理由も分からず引き離されて、なんと都合8年放置プレイ食らってますから、いくら本人のためとはいえさすがに可哀想な気がします。

で、我慢できずに脱走して愛しい攻様に会いに行けば死ぬほど冷たくされ、しかもその脱走のせいで敵に居場所がばれ……と、すべてが後手後手に回っていきます。

なんかこう、情報公開の難しさを痛感させられる事例と申しましょうか。
隠しすぎても開示しすぎてもダメという、なかなか誰がどう悪かったかはっきりしない残念な感じでした。
このいざこざのせいで攻様の親父さんは亡くなってるし、派手なドンパチhsあって攻様本人もけっこう怪我してるし、これどっちかというと攻様視点で読んだ方がハードで面白かったんじゃないだろうかってギリギリしてましたよ……確実に1冊で収まらなさそうですけど!!!

もちろん最後は敵の息の根をきっちり止めて大団円。
8年越しの恋も無事実ってめでたしめでたしです。

ちなみに狼の妻籠みカプの受さん、なんと懐妊しておりました!
妊娠能力あったんか!!!!
いやーびっくりした、しかしめでたい。
これで3冊目は彼らのベビーの話に決まりですよヒャッホウ!
瀬津くん、妊娠して強くなったっぽいしダンナの転がし方も覚えてきたようで、この、受もちゃんと強い万年新婚夫婦のお話が是非また読みたいところです。

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