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狼を狩る法則 (モノクローム・ロマンス文庫)狼を狩る法則 (モノクローム・ロマンス文庫)
J・L・ラングレー 麻々原 絵里依

新書館 2013-10-09


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ボーイズラブ・レビュー


翻訳ボーイズラブのモフモフです!
モフモフでしかも狼です!!
ここ最近のBL業界は獣系がブームなんですかね。
だとしたら大変ありがたいブームです。
私の萌ツボストライクゾーンの設定ですからね。


さて表紙はすごくわかりやすい受攻ツーショットです。
狼は犬と違って番を選んで添い遂げますのでBLモチーフとしてはぴったりです。

翻訳ものと聞いて真っ先に思い至るのが、他言語を日本語に直した際の歪みからくる違和感なんですが、この作品はそれがかなり少なくてとても読みやすいです。
今まで海外物を敬遠してた人とか、他の翻訳本が読めなかった人でも試してみる価値はありそうです。今まで数冊読んだ翻訳BLの中では一番読みやすかったので。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
人狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。メイトは、会った瞬間にわかるんだ。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、チェイの心と体が反応する。この感覚、間違いない、ドアの向こうに運命の相手が。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった―。

会った瞬間に運命の相手が分かるとか羨ましすぎますね……。
大変見苦しい嫉妬に狂いそうな今日この頃、BL界は相変わらず相性の良い受攻の出会い率が100%ですファンタジー!

しかしね……突っ込んでいいですかね。
運命の相手に出会った瞬間って、けっこう劇的な演出すること多いじゃないですか。
心臓を射抜かれたり鼓動が跳ね上がったり、知らず知らず吸いよせられて目が離せなくなったりとかそういう乙女チックな感じで気合いの入った描写くるじゃないですか。

それがこの狼ときたら!

股間膨らませてやがりました。

直接的すぎんだろこれ!?
しかもね……相手は狼の姿で、しかも怪我して意識がないわけです。
さらにドアの向こうにいるんですよ。

想像してみてください。
獣医(攻)が怪我して運び込まれた狼にドア越しに欲情してるんですよ。
ロマンチックが裸足で逃亡しますよこのシチュエーション。
直前までなんかバックにお花のトーン飛んでそうな感じだったのに……
あらすじにも「心と体が反応する」ってすごく上品に書いてあったけど本文は直接話法のオンパレードでした……。慎みってとても大事な事だと思います。
期待してた色気と雰囲気返せ!って思わず拳を握っちゃった。
攻の下半身は別人格って本当だったのねママン。

さてその後は、ゲイじゃないのに運命の相手(メイト)が男だったチェイと、ゲイで運命の相手がヘテロ指向の男だったキートンの、恋人とお互いが納得するまでの駆け引きが大変に面白かったです。
主に受のキートンが頑なで、それを解きほぐすべく頑張るチェイが健気です。
狼なのにすごいワンコ攻感!
同じ犬科だから当然なのかもしれません……。

ちなみにキートンは種族的にとっても強いインテリ美形の眼鏡受と、私の好みを三点セットでコンプリートしております。私はいつだってキミの味方だよキートン!
このキートンが命を狙われたり、その煽りを食ってチェイの友人が襲われたりとちょっとしたミステリテイストも楽しめます。
肌色シーンも沢山あります。
狼って万年発情期だっけ? ってくらい盛ってます。
その辺は人間ベースなのか、ほんっとーに、ことあるごとにギシギシしてくれます。
それなのに、困ったことに淫靡さがあんまりない!
どうしたことでしょう、使う単語が直接的すぎるのか、彼らがナチュラルにまぐわりすぎるのか、肌色シーンが眩しいぐらいに健康的なのです。
おねーさんもーちょっと仄暗い雰囲気がすきなんですけどって、踞って地面にのの字を書きたい心境になります。素っ裸でも太陽の下が似合うカップルなんです。さすが狼!

こんな感じに楽しくツッコミながら読める、全体的にコミカルタッチの作品です。
面白くて一気に読んでしまいました。
かなりオススメしたいんですが、リバがあるので地雷な人は注意です。
上下逆になってもやっぱり健康的な肌色シーンでしたので、もしかしたら地雷が地雷じゃなくなるかもしれませんがその辺は自己責任で。

続編があるとのことなので、是非とも翻訳で続きだしてください。
私の英語能力では間違いなく原文が読めません……。

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