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王と夜啼鳥(ナイチンゲール) ~FLESH & BLOOD外伝~王と夜啼鳥(ナイチンゲール) ~FLESH & BLOOD外伝~
松岡なつき 彩

徳間書店 2012-11-01
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ボーイズラブ・レビュー


「FLESH&BLOOD」シリーズの外伝です。
本棚泣かせのソフトカバーです。
ちょっと編集部の面々にはですな、同一シリーズでサイズが違うのがどれだけ本棚的に厄介なのかを考慮していただきたい。文庫サイズのシリーズと一緒に並べておけないじゃない……。
シリーズはさ、並べて保管しておきたい方なんです。
ボーイズラブの単行本てそれだけでレアというか、イレギュラーなんですよね。
端的に言うと場所がなくてつらいです。

内容的には楽しく読めましたが、これ1冊でBLかっつーとですね、うん。
まあこのシリーズの場合、本編でもまだ……なんでもちろん想定内ですけども。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
ビセンテに拉致され、フェリペ2世のいる王宮で暮らす海斗。過保護で優しいビセンテとレオに守られ、憎い敵とわかっていても、二人に冷たくできない。そんな時、レオが貴族の子弟たちが通う剣技学校で差別を受けて、ダンスを教えてもらえないと知ってしまう。憤る海斗は、夜会で披露するダンスを、アロンソと一緒に教えることになり…。

スペイン編大好きっ子にはたまらない1冊です。
しかしこれ、読めば読むほどビセンテが気の毒というか、頑張ってるのに最初にちょっと間違えただけでこんなにも報われない系キャラになってしまうなんてと、涙を拭うハンカチがびしょびしょです。
ほんとにねー、真面目で健気でちょっと嫉妬深いけどいい男なのにね!

強引にスペインにお持ち帰りされ海斗も、ビセンテのことを分かりはじめているし、あれこれ助けてもらった恩も感じているので、最初ほど邪険な態度で接することができません。

そんなわけで、ドロドロの虜囚生活というよりは、スペインでのちょっぴり緊張感を孕んだ優雅な日常+海斗の口から王様に語られるジェフリー達とのエピソードの回想録みたいになっております。

BL的シーンはそうですね、キスシーンくらいですかね!
健康的にもほどがありますね。

それにしても、本編でこれから正面衝突する敵方を掘り下げて見せてくれるとかこれ、松岡先生わざとですかっていう……。
歴史的な勝敗は分かってるので、さてどう料理されるのかというところですが、外伝でこうやって向こう側をしっかり覗いてしまった読者としては困る……ドキドキが止まらないというか、泣かされるんじゃないのかというか。

単品で読んでもうーん? ってなると思うんですが、シリーズを追いかけてる人には楽しい1冊になってるんじゃないかなーと思います。

あと彩さんの絵がステキ。
ソフトカバーの唯一の利点は彩さんの絵が大きく見られることです。

ちなみにこの外伝と今発売中の小説キャラで、全員応募サービスの小冊子に応募できます。
追いかけている人はお忘れなくです。

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