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鬼哭繚乱 (プラチナ文庫)鬼哭繚乱 (プラチナ文庫)
宮緒 葵 嵩梨 ナオト

フランス書院 2012-08-14
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ボーイズラブ・レビュー


宮緒 葵さんの和風ファンタジーBLです。
人外受です。
発売日前にゲットしたのにまったくフラゲの意味がない時期まで積んでしまいました。
何をやってるんでしょうねまったく……。

この作家さんはあれですね、ぶっ飛んだ攻を書くのがうまいなあ! と思います。
新刊を読む度に受に同情するのはもはや様式美みたいなもんですね。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
小さな村で守り神として崇められる桜の精霊・清音は、矢傷を負った国主の曉景を助けた。ところが、その愛情深さに魅了されて執着を募らせた曉景は、村人達を人質に取って清音を犯し、城へ攫ってしまう。まるで己の想いを孕ませるかのように抱く曉景に、いつしか清音は、今まで知ることのなかった感情を覚え始める。だが国主の座を狙う曉景の義弟に、本体である桜を切り倒され…。

桜の精です。
もう字面だけで受ですね!
この子がまあ健気というか箱入り精霊というか、世の汚れを知らなさすぎる感じです。
そんなですから、見るからにヤバ気な落ち武者物件とかうっかり助けちゃうわけです。
放置推奨。
全力でスルースキル発揮しようよという場面で、全力で地雷原に突っ込む桜の精霊。
健気なお馬鹿さんです。

助けた落ち武者は、攻で領主様でした……しかも政権争いの渦中にいる人です。
ガチのお家騒動です。
巻き込まれたというか、ただの攻様のわがままで守護していた村から無理矢理、お城にお持ち帰りされてしまいます。しかも衆人環視の中で裸に剥かれて突っ込まれるというオプション付きです。

えーと殿様、貴方、死にかけたところを助けてもらったんじゃなかったでしたっけ?
丁重に礼をするならともかく、

「ぼくのことだけ見てくれなきゃヤダヤダ!」

という5歳児の我が儘レベルの理由で権力振り回す攻様さすがです……。
家庭環境が複雑すぎて、すごく可哀想な幼少期だったことはまあ認めよう。
でもほら、歪み方にも限度というか節度というか、八つ当たりは身内だけにしておけよ!
って、庶民の立場からは是非ともお願いしたい次第です。

しかも、受さん、なんだかんだいってあんまり熱心に執着されて結局最終的にはほだされちゃうんですよねー。なんという略奪婚!
紆余曲折はあるんですが、落ち武者だった殿様はとにかく最後までゴーイングマイウェイで俺の愛を受け入れろヒャッハーで押して押して押しまくり、それに圧倒されて受さん、精霊だったのに最後は人間になってしまいました。

押して駄目ならさらに押せが普通に通用するのなんかボーイズラブ界の攻様くらいです。
ハーレクインの王子様だってもうちょっとおとなしいんじゃないでしょうか。
いろいろと躾に失敗した感の強い攻様でしたが、最終ハッピーエンドだったのでまあいっかなという感じです。
攻様の息子はどうやらまっとうに育っているようなので、つつがなく代替わりしてくれるのを領民の代わりに祈願しておきます。

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