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ツイッターで盛り上がった、イベントでの年齢確認の話題について、ちょっと思うところがあったので書き留めておきます。
ツイッターでもやりとりをまとめました。

きっかけは、多分、スタジオYOUさんのブログエントリ(※すみません、公式エントリではなく個人の書いたエントリでした。コメントにて指摘いただきました)「買い手さんに伝えたいイベントでの年齢確認について」なのですが、ここでは全員年齢確認が前提で、その確認方法についてのお話なので、若干、これから書く話とはずれます。

その前の前段階から、同人誌に関わる人はこれから考えていかないといけないと感じた事。
(イベントとか同人誌とかノータッチな人にはつまんないエントリかも。
ここでは商業ボーイズラブの話題は出てきません)
R18表示のことと、全員年蓮確認のことの2本立てです。



・R18のこと
言わずとしれた自主規制表示で、バリエーションとしてはR14とかR15とかR20とかもあったりします。これは本を出すサークルさんが自分の頒布物に自主的につけるもので、細かい決まりなどはありません。
ただコミケなどは、東京都で開催されることもあって都条例に準拠すれば良いかなという感覚です。
この表示、ここ最近ずいぶんと厳しくなってるなというのが正直なところ。
小説で、そんなにエ口でもないように見えるし挿絵もないのに表紙にばっちりR指定がついているとか、見かけるようになったと思います。
とりあえず服脱がしたらRつけてるの!? っていうレベルのもあります。
R指定は、一定年齢以下には見せないという指定です。
本当に、それ、18歳以下に見せたら東京に怒られるレベルの汁が飛んでるの?
そのマークひとつで、あなたは自分の本から18歳以下を締めだしているのですよ?
安易なR指定は萎縮の一形態です。
つけるなって言ってないですよ、念のため。
つける前に本当に自主規制が必要なのかどうか、条例に照らして検討して欲しいのです。


・イベントでの年齢確認のこと
売り子経験者さんでR指定の本を扱ったことのある方は多かれ少なかれ、似たような体験があるんじゃないでしょうか。この人、18歳以上かな、どうかな……っていう微妙なラインの方が本を買いに来てくださったときに年齢確認をお願いすることがあると思うのですが、そのとき「見れば分かるじゃない」とか「えーそれ本気で訊いてるんですか?」とか、なんかこう、プークスクスな反応が返ってきたこととかないですか。
しかも、後ろには他の方が待機していて、年齢確認のあとは会計があって、ああ確認どうしようって思ってるうちに本を決めて差し出されたら、けっこうテンパります。

なので、もういっそ全員が確認必須ならそーいうこともなく淡々と年齢確認書類を出してもらえるじゃないって、思うこともありました。
だってその方がサークルは楽で手っ取り早く、しかも確実だから。 イベントの入場口で全員確認して印みたいなのをつけてもらうという意見も見かけました。
(正直これは、大規模イベントだと入場段階で大混乱大混雑の大惨事だと思うけども)
全員が年齢をぶら下げて会場内を買い回る……いやー、健全です。間違い起きないですね、サークルさんも確認をお願いする手間が省けますね! 素晴らしい……? ですか?

私もアリなんじゃね? って思った手前、あまりでかいこと言えないんですが、これ、表現規制の流れにすごく似てるって気づいて愕然としました。

自分の子供が何かはしたない本を読んでいる!→家でいちいち全部チェックしてられない!そもそも本屋に誰でも手に取れるように並んでるのが悪い!→子供に有害な本は隔離しろ→何が悪いかは偉い人が決めて規制してよ!

18歳未満にR18本を売ってしまうサークルがある!→本買いに来てくれる微妙なラインの人を選別して年齢確認なんて完璧にできない!→もういっそ全員年齢確認しようよ!→つーかイベント主催側が入場時にまとめてチェックしておいてよ!

なんかこう、同じにおいがしませんか?
みんな、割と同人触ってる人の多くは都条例に大反対していたと思うのですが、翻って同じ事を自分たちでやろうとしてるように見えませんか。
私には見えました。
そして、自分もそっちに流れかけてたことに気づいて愕然としたのです。

自分たちが楽をするために、自分たちが安全圏からはみ出さないために、自ら規制を強化しようとしているこの流れが、すごく怖いです。

本当にヤバい本作って、全確認せねば怖くてうちの本を嫁にやれないよ! というサークルさんは自分とこで全確認をすれば良い。そして、自分が必要だと判断したその判断基準を、他サークルやイベント全体に押しつけてはいけない。
腐女子というか、女性向けの同調圧力って本当に強くて、あそこがしているならウチも……とか、みんなやってるのにあそこはやってない! とか、そういう流れがかなりあります。
まさに自縄自縛。

サークル主宰が向き合うべきは自分の本の内容であって、周りの空気ではありません。
そこんとこよく考えないと、この先、泥沼だと思います。

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