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砂の国の鳥籠 (ショコラ文庫)砂の国の鳥籠 (ショコラ文庫)
成瀬 かの 三枝 シマ

心交社 2011-10-08
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ボーイズラブ・レビュー


アラブBLで記憶喪失モノです。
砂漠と王族とか弱い日本人受と三拍子揃った、正統派です。
イラストはほんわか系で、受はたぶん本当の年齢マイナス10歳くらい若く見えます。
女の敵ですね。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
お前の名はハル、俺達は友達だった──目覚めた時、記憶を失っていたハルに、彼はそれだけを教えてくれた。アラビア風の衣服を纏った、不遜な隻眼の男イドリース。日本人の自分が、彼の屋敷の巨大な鳥籠に囲われ、どう見ても高貴なイドリースに傅かれて暮らすことの不自然さに、他に頼る者もないハルは気づかずにいたが…。

目が覚めたら巨大な温室サイズの鳥籠に囲われていて隻眼イケメンのアラブ男が傅いていました。自分が何でここにいるのか分かりません。そして、起きたはいいけど、自力で歩けません。あり得ないくらい身体が弱っています。
という出だしで始まったこのお話。
鳥籠とかないわー、何その露骨な閉じこめ……と思ったわけですが、受さんは目覚めてから実に数十ページの間、籠の中で暮らしてることにさして気を留めていませんでした。
弱っていたのは身体だけじゃなくて思考能力もでした。
なんつーのんきな……と思ってたら予想通りと言うべきか、思いあまったアラブ男に無理矢理乗っかられて流血沙汰の大惨事です。警戒心を失った獣は喰われるんだよ、おわかり? なことの展開。
トラウマの上塗りとはこのことか! というね。

ボランティアでやってきた国で事件に巻き込まれて、それを助けてくれたのが自分に惚れてたアラブの王子様で、助けてもらったのは良いけど2年間昏睡状態でその間の世話は王子様がしてくれていて……という事情が分かったのは後半に入ってから。
うん……2年間、目覚めるのを待ちわびた恋しい人に理性が飛んだんだよね……。
ちょっと王子様に同情しました。

全体を通してみれば、この王子様はアラブ攻の中ではかなり理性的で我慢強い部類です。なにしろ、我を忘れたのは最初の一回だけですからね!
やらかすアラブ攻は、愛を盾に受が泣いても喚いても身体は嫌がってないぜとか、上の口と違って下の口は正直だとかのたまいながら、気が済むまでなんべんでも好き放題やっちゃうからね!

最後は王子様、王位継承権を放棄して迎えに来た受のご家族と日本に飛び立ちます。
日本にいたら、がたいの良い隻眼のアラブ攻とか強烈に目立つだろうなあ。
彼らの日本での生活とか楽しそうです。ギャグラブジャパンライフがちょっと見たい。
受がアラブ国に残るパターンが多いので、攻が日本に婿入りするお話はちょっと気になります!

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