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ボーイズラブ・レビュー


このブログでボーイズラブの感想を書き始めて、カテゴリ選択が3つ欲しいと思ったのは初めてです!
いやこれね、今ちょっとはまってる翻訳BLなんですけど、もう粗筋が超SMなんですわ。

オビにも、

「この週末、きみは俺に服従するか?」

とか書いてあるので、それはもう間違いないわけですよ。
しかし、看過しがたいもうひとつのメインジャンルが隠されていたのですよ。
私はこれ、裏の粗筋に明記しなかったのは日本の編集の故意だと思う!
翻訳+挿絵なし+ファンタジーとか売れなさそうだもんね……。
でもそーいう大事なところは是非とも書いておいて欲しい。

だってビックリするじゃん?
いきなりラスベガスで楽しく大人の遊びしてた現代人が、何の前触れもなく魔力とか妖精とか言い出したら頭ン中エクスクラメーションが飛び交うじゃん?
このマジシャン、厨二病にでも罹ってるのとか思うじゃない……

私はSMもファンタジーも大好物なので全然問題ないんですけども。
現代舞台の人間の青年同士のBL物語だと思ってたのに攻が妖精だったらさすがに驚くよ!

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
週末を利用してラスヴェガスに来ていたジェシーは、気乗りしないものの、誘われるままにSMめいたマジックショーを見にいった。扇情的なショーのマジシャンが高校の同級生サヴィンだと気づくのと同時に、サヴィンもまた、客席にジェシーがいるのに気づいていた。ショーのあとでサヴィンと再会したジェシーは、週末だけという約束で、SMという未知の世界へと誘われるが…。

あらすじにはSMであることはこれでもかってくらい書いてあって、ドキドキしながら読んでたわけですよ。
家族を事故でなくしてトラウマになってる青年が、たまたまラスベガスで出会った元クラスメイトと再会して、新しい関係に目覚めてトラウマを克服するっていう、ちょっと肌色多めの青年救済物語だと思っていたコトもありました。
そう、最初の数十ページは。

それがあれよあれよといううちに、ご主人さまが実は妖精でした。
彼は母と4人の仲間とともに滅びてしまいそうな妖精界を救う手段を探しに人間界にやってきました。
でもその方法が見つからなくて、自分たちの魔力を補給する方法が人間を痛めつける行為しかなくて、それに絶望した母は自刃。
残された息子の方は、もうイマイチやる気がありませんでした。
つーか、妖精界なんか滅びても良いじゃないか!とか言ってた気がします。
いやでもそうしたら人間界も滅びる、それは困る、妖精界のボスは恋人の青年も妖精界に連れてこいと言うけど巻き込みたくないし……と、話はどんどんファンタジックな方向に転がっていきます。
しかしだからといってSM色が薄れるわけではなく、そっちもばっちりでして……。
2つの要素を1冊にブチこんだらこんなカオスになるのか!
と目を見張るものがありました。とにかく濃いです。
ついでに申し添えておくとリバもあります。

あと受さんがどんどん積極的になっていきます。
最後の方に至っては、

「ぼくはまだ足りない。あと10回はしよう。なんなら薬局に走って、きみのためにバイ○グラを買ってきてやってもいい」

とか言ってますからね。
M受トラウマ青年、ノリノリです。
バイ○グラ飲ませてまでご主人様を励ませるMって新しいよね!

どっちの要素もページをめくるごとに気配濃厚になっていきます。
肌色シーンも濃厚になっていきます。
そうそう、フランス料理のフルコースとか、アメリカのボリューム満点のディナーを腹一杯詰め込んで溢れそうな気分とでも言いましょうか。
これでもかこれでもか! っていうサービス精神にもうたじたじ。

えー、面白かったです。ただ人を選びそう。
あんまり日本のBLでここまでてんこ盛りな作品てないので新鮮でもあります。
ファンタジーとSMが苦手じゃなければかなり楽しいんじゃないでしょうか。

あと冒頭で受の女の恋人がボロ雑巾みたいに捨てられてますが、まあこのジャンルではよくある話です。
恋人を励ますためにサプライズ旅行に連れてきたら、自分はホテルから追い出されて恋人は男にとられるとか、さすがに気の毒ではありました……。

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