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ボーイズラブ・レビュー
愛はね、の続編になります。 視点が受から攻にかわっております。
やー、それにしても、樋口美沙緒さんと小椋ムクさんて、作風が合うというか文章とイラストがマッチしてていいなーと思います。
BL界にはこういう、合う合う、良いコンビだよー! な作家さんの組み合わせ(あくまで個人的にですが)が結構あって、がっちりタッグ組んだ本が出るととても嬉しいのです。
前作では受が菩薩すぎて辛かったですが、さて今回はね、攻さんがね!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
いつも駄目な男とばかり付き合い、傷ついては縋ってくる幼なじみの望。俊一は、そんな望のことを、愚かでかわいそうなヤツだと思っていた。そして、望の自分への恋情を知りながら、ずっと気づかないふりをし続けてもいた。だが、そんな望がある事件をきっかけに変わり、俊一に頼らなくなった。望の気持ちに応える気はないのに、いざ距離を置かれると苛立ってしまう俊一は、望を傷つけては、その気持ちがまだ自分にあることを確かめずにはいられず…。「愛はね、」から一年。俊一の出した結論は。
男運がなさ過ぎる望ですが、ここにきてちょっとマシになったような気がします。
少なくとも、ある程度は自分の意志でNOが言える子になってきました。
たいした進歩です。
この作品では攻視点でお話が進むのですが、も、ダメ、ダメダメダメ!!
俊一、今度はアンタにイライラしっぱなしですよ!
ええい煮え切らん男やね、攻なら攻らしく男前にバチっときめてこいや!
と拳を握りしめて紙の向こうの男に発破を掛けること幾たびか……。
まあね、そりゃ元が女の子が好きなんだからそりゃ迷うし悩むだろうけどさ。
それにしたって望が優しすぎることに甘え過ぎだよ普通ならとっくに愛想尽かされてるよ。
なんかこう、望なら許してくれるはずって微妙に計算働いてるところがね、イラッとくるんだよ、オイコラわかってんのか俊一!
性格はけっこう優柔不断で嫉妬深くてヘタレ気味のくせに亭主関白傾向があるんだよこの攻男は。
こうあれですね。
2冊続けて読むと、この受にしてこの攻ありって感じです。
ある意味いいコンビです。
作中、ギリギリと歯ぎしりしたり拳を握ってわなわなしたりしていた分、最後に落ち着くところに落ち着いてくれて、ストンと肩の力が抜けました。
いや良かった良かった。
読み終わってみれば素敵なお話でした。
どうやら望の家族も認めてくれそうだし、仲良く一緒に暮らしてくださいね。
↓WEB拍手です↓
アキミ
本当に
歯ぎしりし過ぎて歯が磨り減りましたよ
俊一よ!
って感じでしたね
ラストの砂糖まぶした羊羹みたいな甘々甘々さをみるにつけ
随分、時間無駄にしたね〜って気がしないでもありませんね
何にしても
望が幸せになってくれて
私は嬉しいです!!