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王様のベッド (ビーボーイコミックス)王様のベッド (ビーボーイコミックス)
草間 さかえ

リブレ出版 2011-06-10
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ボーイズラブコミック・レビュー


表紙がかわいくてすごく好き!
受さんのちょっと骨張った手とかたまらんなー。
骨張ってて血管浮いてて長めの指の手って、もうそれだけで萌える。
手に関してはボーイズラブじゃなくても三次元でも萌える、キュンてなる。

ええ、私は手フェチです。

表紙の受さんの右手は大好きな手です!


短編集で、3つお話が入ってます。
みんな良い感じにお話の舞台が田舎です。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
「きれいな顔だけどキツイな(; ̄д ̄)」
エンジニアの古賀が最初に思ったのはコレ。 片田舎の彫刻家・遠野は、見た目と違ってかなりの変わり者だった。 大雪に閉じ込められ、仕方なく泊まることになった古賀(実はゲイ)は、彫刻家の好奇心で「見せて、触らせて」と迫られる。
「勃ったら怒るだろ!」とつい正直に怒鳴ってしまい…!?


田舎+受の怪我がキーワードのこのお話。
1話目の「王様のベッド」が一番田舎で、受さんの怪我が大変だった感じがいたします。
なにしろ目のすぐ下だし、太陽の光浴びたら火傷するし!
彫刻家で、ゆるいツンデレで、ちょっと不器用なところがたまらなく可愛いのです。
もうね、ゲイ相手にいくら彫刻家として好みの身体だからって「見せて、触らせて」って迫るのはね。
カモがネギ背負って鍋に突進するよーなもんですよ
ごちそうさまです。
ちょっと寸止めチックで、ラストにちらっと肌色シーンという慎ましさ。
そこ、そんなに出し惜しんでくれなくても良かったんですせんせい……っ!!


2話目は田舎の、ほんとにどこの都道府県にもどっかにはあるような普通の田舎の高校生の、ほのぼの恋愛です。
私が中高と住んでたのもこんな感じの田舎だったわーみたいな。
すごく親近感がわきました。
真面目で照れ屋さんの受が、年の割に世間ずれしてなくておぼこくて、いかにも田舎育ちって感じで、うんいるいる、こういう子いたよね! ってなる感じのリアル。
なんかノスタルジックな気分にさせてくれたお話でした。
学生服にメガネっていいですよね!


最後はちょっと切ないお話。
顔は出てこないけど女の子もお話の筋に絡んできます。
田舎ならではのしがらみと、少年らしい気遣いと後悔が入り交じったような、甘酸っぱくて結構苦い……。
なんかこう、最後にズンって胸に来ます。
彼らが大人になったとき、どんな形でこの事件を思い出すのかなって、ちょっと考えてしまいました。
幸せになれるといいね……

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