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貴族の恋は禁断の香り (プリズムロマンス)貴族の恋は禁断の香り (プリズムロマンス)
アヴァ・マーチ 寿たらこ

オークラ出版 2011-05-23
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ボーイズラブ・レビュー


今日は午前中、かんかん照りの下で作業してフラフラになりました。
体力の低下が著しい今日この頃です。
昼までに頭痛薬のお世話になるハメに……あああ。
昔は1日中撮影でも大丈夫だったのになあ。


さて、ついに海外製のボーイズラブが輸入され始めました!
翻訳BLです。
久々にカテゴリ追加しました。
しばらく追いかけるつもりなので!

この作品、表紙が寿たらこさんで、挿絵はありません。
予算の都合でしょうか……1枚くらいあっても良いと思うんだけどなー。
とはいえ文庫にして単価が800円なので、かなりギリギリのラインです。
あと100円で新書の値段ですからね。

帯の配色はおとなしめですが、肝心のアオリは、
命令に従うのは得意か?

で、特に暴れてるわけでもないですが、抑える必要を感じているようにも思えません。
イラストと併せたら、ああ、うん、SMね!
と即断できる親切設計でございます。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
侯爵家の次男同士であるオリヴァーとヴィンセントは、寄宿学校時代からの親友だ。何をさせても優秀なヴィンセントと違って落ちこぼれのオリヴァーは、ずっと友人に思いを寄せてきた。ある日、ヴィンセントが同性愛者だと知り、彼との一夜に焦がれたオリヴァーは男娼をよそおうことに決めた。そして、友人を待つために入った娼館の一室で、鞭や玩具が用意されるのを目にしてしまい……。 登録情報

19世紀のロンドンが舞台です。
この時代、BL的な関係はそれだけで絞首刑の対象になるというおそろしい法律があります。
タイトルは「禁断の香り」ですけど、香りどころかリアルに禁断で、命がけの関係なのです。
しかも世間体が命の貴族同士ですからねー。

素晴らしく背徳的です。
設定だけでご飯3杯はいけそうです。

密かに恋いこがれていた幼馴染みに抱かれるために男娼を装ってしまう受。
なんつーアグレッシブさでしょうか!
しかも、さあ愛しい幼馴染みとベッドへ、と思ってたらなんかお部屋を整えるメイドが手錠とかムチとか玩具を用意して去っていくじゃありませんか。
え、ちょ、おまえ優等生な顔してそっちの趣味か……と受さん、計算違いにびっくりです。
びっくりしますがもちろん逃げません。
逃げずに立ち向かったところ、新たな世界への扉が開かれてしまい、受さんは立派なMへと脱皮したのでした。なんつーか素晴らしいコンビです。

結局、ばれずに最後までコトに及んで別れたのに、受は自分の正体をばらしてしまいます。
すったもんだでくっつくも、貴族のプライドとか世間体とかそのへんがごちゃごちゃと絡まって痴話喧嘩に発展して別れる瀬戸際までいくも、ハッピーエンド至上主義な傾向にあるジャンルの常として元鞘。

しかし、タダで元に戻った訳じゃなくて意外なおまけ付きでした。
何と攻さん、自分の傲慢な態度をわびて、リバでしてもいいよ! と身体を投げ出してきたのです。
最後まではしませんでしたが、まさかの受攻逆転展開にちょっと動転いたしました。
まあ楽しかったからいいんですけども!


とにかく日本のボーイズラブと比べて地の文が多いです。
そこは会話のやり取りで盛り上げるところだろー! 
ってところも淡々と地の文で説明されていたりします。
心理描写はかなり抑えめ。
会話も改行されてないところが多く、ああ翻訳だなーと思わされます。

抑えめな部分が多いのでストイックさが際だつような印象でした。
皆まで言わぬ、後は好きに妄想するがいい。
と囁かれたような気がするので、脳内でページが倍になるくらい貧乏貴族とプライドの高い攻さんの葛藤を妄想させていただきました。
翻訳独特の雰囲気がけっこう肌に合うようです。
和製BLに独自の物語文法があるように、翻訳BLにも別系統の文化が広がっていそうでワクワクします。
早い話、けっこうかなり萌えました。
ごっつぁんです。

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