蝶尾 (GUSH COMICS) トジツキ ハジメ 海王社 2011-05-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブコミック・レビュー
久々に、ほんと久々にTVを見たらけっこう疲れました。
みんな良く毎日TV見れるなあ!
TVには疲れてもBLには疲れません。
ほぼ毎日なにかしら読んでおります。
本日はトジツキ ハジメさんの短編集でございます。
最近、短編集もけっこう読めるようになってきました。
(それでもやっぱり1冊同じお話の方が好きではありますが……)
なかなか盛りだくさんの萌が詰まった本でしたよ!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
文学作家の平瀬はある日、好いていた編集者から結婚の報告を受けた。そんな平瀬を蝶尾は懸命に慰めてくれる。「僕は先生が大好きです」彼に似た顔立ちで、平瀬の想いを叶えようとするいじらしい蝶尾。平瀬は彼を想いながら、幾度も蝶尾を抱き――。
表題作は幻想系ボーイズラブ文学とでも申しましょうか。
攻が恋をしたのは果たして人か金魚か編集か。
文学作家の攻さんは編集さんが好きなんですが、彼は女性と結婚してしまいます。
それを慰めるのが蝶尾という男……なんですが、その蝶尾って、実は金魚、なんですよねたぶん。
人間×金魚(人に化ける)
……ハイレベルな萌え能力が求められるかと思いきや、蝶尾が健気なのと作中の雰囲気が独特の静謐さを持っていたので、すんなりとしんみり萌えました。
あとは本人に向かって「好き」とも言わせてもらえない寸止め萌え。
幼馴染みで、友情あまって恋愛に発展しかけたど、攻から身を引くという珍しい寸止め。
好きくらい言わせてあげればいいのにもう!!
実らない切ない初恋とか……
画家の年の差ものもなかなか。
親子くらい離れてるともうなかなか……普通に萌える。
好いた相手が死んで筆を折った美専講師とその生徒。
その生徒の祖叔父が講師の好いた男だったって言うね!
ちなみにこのお話も肌色シーンなし。
焦らされる。
最後のお話は大学が舞台でなかなか明るく学生同士のお話でした。
若いって良いよなー!
全体的にみんな慎ましく着衣の方向だったのですが、これはこれで萌えるのですよ。
見えない部分があるからこそ掻き立てられる何かというのは絶対ありますからね!
最後の兎エッセイはまあ、犬に置き換えたらまったく人のことを言えない飼い主バカな私には何も申せません。
兎って飼ったことないんだよなー。
可愛いけど猫と一緒には無理でしょうしね!
↓WEB拍手です↓
アキミ
アトリエ、ふたりのこの先か気になってしょうがないです。
学生もの、先輩のかくれんぼテクが凄すぎて笑いました。
表題作で一番気になったのは造園屋のおやっさんです。攻さんが言った(蝶尾が)理想の美男美女に見えるだろう、というのがほんとなら、ラストでおやっさんが蝶尾のことをエライ綺麗な男に見えたということは、そういうことですよね?おやっさん、お前もか!と、ひと妄想してしまいました。