ブログネタ
ボーイズラブ・レビュー に参加中!
唇にコルト (リンクスロマンス)唇にコルト (リンクスロマンス)
佐倉 朱里 朝南 かつみ

幻冬舎コミックス 2011-03
売り上げランキング : 11128

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


都の青少年健全育成条例改正案が可決されてもうすぐ施行というところで、施行前からきな臭い動きが見えてきました。もー勘弁……という気分です。
日記の方で記事にしました「都条例を前に萎縮していく出版業界」ので、ちょっとでも気になる方は、これからの動きも気にしていただけたらと思います。
(これ関係のコメントがありましたらリンク先の方にいただけると助かりますー)


さて、佐倉さんの新刊です。
ちょっと作風が変わって現代舞台のハードボイル風BLとなっております。
イラストと内容が良い感じにマッチしていてムフフでございます。
表紙では二人とも服を着ており、本屋さんでも手に取りやすい仕様となっております。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
古ぼけた小さなビルで、探偵事務所を営んでいる平沢翼は、裏の稼業で殺し屋をしている。ある日、一夜の相手を見つけるため出向いたバーで、一人の男と出会う。元警官で現在失業中だというその男・平井輝之と、一夜限りの情事で別れた平沢だったが、後日偶然彼が探偵事務所を訪れる。それからというもの、平井は平沢の事務所に度々顔を出すようになり、二人の距離は徐々に縮まっていき―。

表向きのお仕事もちょっとカムフラージュにしては胡散臭い(全国の探偵さんすみません)気がしないでもないですが、裏返したらさらに真っ黒なお仕事でした、という受さんの設定。
こういう、現代舞台のファンタジー設定は大好物です。
まあ舞台が日本だからこそファンタジーと笑ってられますけど、アメリカとかだとすごい現実感のある設定になっちゃうのかもしれません。
日本は平和な国で大変結構。

裏の顔は隠して暮らしている受さんは、ある日、身体の相性ばっちり完璧な攻さんと出会います。
でもバッチリなのは身体だけで、そもそも他人と一緒にいるのが苦手な受さんは、一夜限りの関係とバッサリ切り捨てておりました。
えええ、君たちカップルになるんじゃないの、行きずり1回きりじゃちょっと1冊もたないよ!
と心配しましたが、何のことはない、しばらくして偶然、運命の再会を果たしてどうにか彼らの距離は近づいていきます。

まんま、気まぐれな猫を追いかける大型犬の図です。

わんこもなにやら楽しくない過去を背負ってますが、その辺の暗い部分はあんまり前面には出てきません。
このお話の見所は、エ口スっつーよりは半分肉弾戦みたいな肌色シーンと、この2人の押して引いての駆け引きと、ちょっぴりスリリングなハードボイルド風の味付けなのです。

なんだかんだでいつの間にかちゃっかり探偵助手に収まっていた攻さんは結構やり手だと思います。
受さんの裏家業が本編の半分を過ぎるくらいまで出てこなかったのにはびっくりしましたが、あちこちにいろいろ匂わせてくれていたので、あーようやくはっきり出てきたか! という感じ。

沈み込みすぎず軽すぎず、良いバランスでまとまってて楽しめた作品でした。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手