熱砂の王子の不機嫌な愛情 (二見書房 シャレード文庫)熱砂の王子の不機嫌な愛情 (二見書房 シャレード文庫)
矢城 米花 陸裕 千景子

二見書房 2011-01-24
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ボーイズラブ・レビュー


明日から3連休かと思うとワクワクが止まりませんね!
まあ、明日は昼過ぎから予定が入ってますが……。
それ以外は、溜まってた用事とか読書とかに時間を費やす。
メルマガも、3日も休みがあったらさすがに初めてでも書けるだろう、たぶん。

さて久々のアラブです。
アラブ備蓄が思うように溜まらずもどかしいですが……。
BLの流行ジャンルからはそろそろ外れてきたし、発行点数自体が減ってきたかなという気もしてちょっと寂しい。
まあ、いっぱいありすぎても目移りして大変なんですけどね!

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。


自分がまれに見る幸運を射止めたことを喜べ

国王の招請を受け、離宮の樹・リンデンを治療するため中東ザムファ王国へやってきた樹木医の冬真。ところが、 治療初日から樹の持ち主である第二王子のサディードが愛人になれと人目もはばからず邪魔をするように。 主に逆らえば治療は難しくなる――リンデンのため、冬真は自らの矜持と引き換えに一時の遊びであろう サディードの仕打ちに耐える。 しかし気持ちまでは従属しないと毅然とふるまう冬真を、苛立ったサディードは離宮に軟禁してしまう。 時も場所も選ばない王子の行為に、一片の愛情も見出せない冬真だったが――。


相変わらずBL界のスーパー攻様協会会員NO.1な俺様っぷりを遺憾なく発揮してくださるアラブ攻最高!

ちょっと気に入った客人に対して開口一番の台詞が、

「俺の愛人にしてやろう。自分がまれに見る幸運を射止めたことを喜べ」

ですからね。
ゲイでもなんでもない男が、仕事でやってきた場所でいきなり男にこんなこと言われても、え、コイツ頭沸いてんの? くらいにしか思われないだろう普通!

そして冷たくあしらわれても、まったく気にせず口説く口説く。
現在流行中の草食系男子なんか彼方に吹っ飛ばす勢いで強引に迫りまくり、拒絶され続けて待てがきかずに夜這いに至ります。
ホントに我慢のできない男ですね。


しかしここからが傑作ですよ。
心より先に身体から陥落させてやろうと、手練手管に自信満々の王子様はテクを総動員して獲物の攻略にかかります。
で、いいんだろ、気持ちいいと言え、と迫って返ってきた言葉が、


「この、下手糞がっ……!」


ですからね!
嫌がって泣いたり暴れて抵抗する受さんは多いですけど、面と向かって、しかも直前までよがってたのに相手に向かって「ヘタクソ」呼ばわりする受さんってあんまりいない気がするなー。
しかも1回だけじゃないですからね。
1冊の中で3回は下手糞って言ってたからね!

肝心なところでけっこうヘタレな攻様には実はかなり堪えてたんじゃないでしょうか。
自信あったら虚勢で言ってると分かってても凹むと思うんだよなー下手糞ってけっこう自信家相手には破壊力強そうですし。

このお話、攻が強引で感情表現が下手糞なら受もかなりの頑固者なので、なかなか関係が進展しません。
アラブのテンプレたる逃亡、失敗、監禁、お仕置きと一通りやったあと、攻様の過去をチラ見せでようやく話がまとまる感じです。


この作家さんの場合、受が酷い目に遭えば遭うだけ、筆がのってる気がします。この方の書く、痛めつけられて健気に耐える受ってかなり萌ポイント高いんです。
今回の受さんもいろいろ酷い目に遭ってますけど、この前読んだ西洋系ファンタジーの方がえらいことになってたよなーとふと思い出しました。

絶対、矢城さんはSM系の拘束具とか大好きなんだと思います!!

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