今宵おまえと 1章今宵おまえと 1章
木下 けい子

大洋図書 2010-11-13
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ボーイズラブコミック・レビュー


昨日更新するつもりが疲れて熱出してそのまま寝てしまいました。
軟弱すぎる。
それとも年のせいか……。
そして起きたら寝違えてて左肩から首筋にかけて痛いし右肩は慢性凝りが張り付いててなんか満身創痍です。

寝る前に読んだ作品がこれ。
木下けい子さんの絵って何か安心感があって好きです。
全体的に柔らかい雰囲気なせいかなー。
私の中で、ボーイズラブ系の上位にくる作家さんです。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。


西島陸郎にはずっと好きな相手がいた。十年来のつきあいになる、親友の和久井保孝だ。 男同士だから、親友だから、いつかそのうち可愛いお嫁さんをもらって幸せな家庭を築くはずだから―――  そう思って、自分の気持ちは押し殺してきた。それなのに、後輩の泣き落としに流され、男と寝たと飲みの席で保孝本人から聞かされる。それなら相手は自分でもいいはずだ、陸郎は保孝を自分のものにする決意をするのだが!?


すごいヘタレ攻。
しかも何かそれを責められない。

いやー、ひどいよね!
10年来想い続けてきて、でも男同士で親友で、五日結婚して温かい家庭を築く相手の洋々とした未来を自分の恋心で潰してはいけないと我慢し続けた挙げ句、横からかっさらわれそうになるとは。

ずっと指咥えて見てた、近くにいるのに手の届かない愛しい相手が、何と後輩に泣き落とされていっぺんでいいからやらせてくれって懇願されて、それでやらせちゃったとか!
それを飲み会の席で笑い話として暴露されるとか!!


もっと自分を大切にしなさいって、ソープで働く女の子に客で行ったオヤジが説教する気分に近いような違うような。
無邪気に自分の身体を投げ出しちゃった和久井くん、知らないとはいえあんまりです……。

もっともそれがきっかけで、じゃあ俺がアタックしても良いじゃないか!!とヘタレ攻の背中を押すことになったので善し悪しではあります。

でも和久井は親友だと思っていた男から突然告白されて大混乱です。
相手の友情は実は恋情だった、じゃあ自分は?
となるわけですね。
しかも真顔で考えてくれって言われて、考えるけどでもでも!!
という困惑が隠せません。
どうでも良い後輩とは簡単に寝れても思い入れの深い相手だとまた話が違うというわけです。


……これで振られたらヘタレ攻が憐れすぎるので、なんとか上手くいって欲しいところ。
続き物なので、おとなしく待てをします。

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